すっかり私たちの生活に定着したインターネット。
ネット社会なんていう言葉が生まれてもう久しいですよね。
ふと気付けば1日の内でスマートホンを触らない日なんてありません。仕事に目を向けても、ネット環境を使わないお仕事って今の時代どれだけあるのかな?と思ってしまいます。
私が事務所を始めたのが1998年。当時PCのOSはウインドウズ95から98へ当初はネットに接続されていない環境で製図や表計算のソフトを使って仕事をしていました/笑。
その後、2009年に書き始めたこのブログのおかげでクライアントさんとの出会いは急速にネット経由に変わってゆきました。
今日のお題はそんな中で今や伝統的ともいえる住宅メーカーの営業を経験した後にクライアントさんとなった住まい手さんのお話し。
みなさんから総じて聞くのは”丁寧ながらマニュアルに沿った厳格な営業対応”の数々。住まい手さんの”ふわっとした想いをいかに形にするか?”ではなく、自社のルールの共有とそのルールに沿って考えることに慣れることを促す建て主教育。
代表的なところでいうと標準仕様とオプション仕様。クライアントさんが何か言うと「それはオプションです」という対応。そうした対応に違和感を覚えた住まい手さんが当事務所のクライアントさんにはとても多い。
今日はそんな昭和的な住宅営業を取り上げたサイトを見つけたので住宅展示場に直行する前にぜひご覧ください。
https://biz.myhomemarket.jp/blog/sekkyaku
もちろん、完成から引っ越しまでのスケジュールや勤め人なら用意できる住宅ローン総額、在職期間と支払い可能期間、敷地と職場の距離感や将来的なお子さんの教育等々・・様々な個別の事情を背景に自らの趣向とどう両立させるかが問われることは、私の事務所も同じ。
じゃあ何が違うの?といえば、そうした各人よって様々に異なる課題を解決する際の出発点が特定のマニュアルではないというところ。
住まい手各人がそれぞれ異なる事情や制限の中で自らに合ったベストな解決策を探すのがそもそも家づくりなのだから、選択肢の幅を狭めてしまうようなマニュアルならむしろ不要と考えています。
今日のyoutubeは音楽じゃあなくて、大手住宅会社さんと契約直前まで行きながらも最後は地元の工務店さんに落ち着いたという住まい手さんのお話し。何だか親近感を感じました/笑。
注:北海道の人にとっては住まいが断熱&気密化されているのは当然なんですけど、本州の多く、特に温暖地といわれているところはまだまだ違う。そこを踏まえてご覧ください。