ここ10年でもの凄く暑くなった北海道。昔から全室暖房は標準でも、つい数年前まではエアコンの設置率なんて3割程度だった。それがあれよあれよという間もなく、ほぼ標準設置となった今日この頃です。
2024年8月9日金曜日
発寒の家Ⅳ 温湿度測定
2024年5月1日水曜日
発寒の家Ⅳ 見学会を終えて
車が二台駐車出来て、雪かきが最小となるレイアウト。冬はカーポート内をトンネルのように使って玄関にアプローチします。夏場は手軽なBBQスペース。物置と駐輪場(除雪機置き場)も設けました。
当日は「発寒の家Ⅳ」の見学会にたくさんのご来場をいただきまして誠にありがとうございます。長く続いた新型コロナ感染症が明けて、やっと本格的な見学会ができるようになりました。引き続き、地域に相応しい住まいのデザインに取り組んでまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
夜間は一転、柔らかな光で街並みを作ります。
また今回の見学会を企画するにあたり、住まい手さまより特段のご厚意とご理解を頂きましたことを、この場をお借りして一言御礼申し上げます。見方を変えれば住まいの多くは個人宅。その一方で北国にこそ必要な間取りの知恵は現地でもまだ十分知られていません。
パッシブ換気の塔屋の壁面に取り付けられた太陽光パネル。すべてを電気で補い電気代の収支をゼロにすることを目指すのではなく、寒冷地に合った熱源の組み合わせで省エネと快適性の実現が設計のコンセプト。太陽光パネルは蓄電池と接続されており、停電時は自立が可能。冬ならペレットストーブや暖房ボイラーに電力を供給することも可能。
そうした事情を汲んで、見学をお許しいただけることはたいへん有意義であると同時に、設計者である自分のみならず大工さんや家づくりに関わる数多くの職人さん達の技を広く社会に示し、地域材の生産者さん、未来の建築を道内で学ぶ学生さんたちにとっても貴重な機会となります。その一方、そうした寛容な大らかさが縮小する社会においてこうした見学の場を地域の文化として育てたいと思っています。
南東向きに大きな開口部を設けたLDK。300mm断熱の家であれば冬場一日、6~8時間の暖房稼働で家中の室温は18℃以上を終日確保できる。但し、ずっと同じ室温環境の中に居続けるとポカポカとした刺激がほしくなる。そこで炎が見えて輻射(ポカポカ感)を改善するペレットストーブを用いて微調整(徐寒)する。
主な暖房設備でざっくり18℃を作り、高い外皮性能と日射を含む内部取得熱でそれをキープし、徐寒の微調整にはペレットストーブ等を用いる。300mm断熱の家も今回で42棟目となりましたが、暖房設備だけで微調整まで行おうとせずに、小さな設備を併用することでかなり不満の少ない暖房環境を実現できます。
シンプルに隠すことを意識した対面型キッチン。開放的なLDKとその真ん中に置かれた対面型キッチンは人気がありつつも充分な収納能力がないと成立しません。住まい手が片付け上手であることはもちろん、居間に対して解放されたキッチンセットは家具の王様でもあります。
こうして見ると実にシンプルですが・・・
実はもの凄く大容量の収納となっています。
手元を居間側から隠し収納力を上げるレイアウトです。
料理本やこまごまとしたものの収納はこんな風に90°ひねった棚を用意しました。写真のように小さなスツールなんかを入れておくのもいいと思います。キッチンに北側の安定した光を導き入れるのにも一役買っています。
こんな感じで収納物が居間側から見え難いようにしています。
間取りの中央に位置しつつも暗くならぬように工夫した階段です。壁をなめるように光が入り階段を奥まで明るくします。曇りガラスを効果的に使うのも大切なポイントです。
冬には自転車を仕舞ったり、スキーやスノボを整備したり、肩の雪も払える暖かな土間玄関です。右側は二畳にも及ぶ大容量の靴箱とコート掛け。玄関廻りの収納不足は北国アルアル・・しっかり対策しています。
最近の北海道は夏がどんどん厳しくなっています。そこでパッシブ換気の塔屋の中にエアコンを装備しています。
3種換気とパッシブ換気の排気口。ナイトパージ(夜間外気冷房)用のドレキップ窓も設けました。窓からは屋上に出ることも可能です。
徐寒目的のペレットストーブ。大きなガラスは炎を美しく見せてくれます。その一方で森林資源由来のエネルギーである薪やペレットは極力少なく使えば済むように計画します。すべてを薪ストーブでという人がいますが、それだと貴重な森林資源はすぐに枯渇してしまいます。より少なく再生可能な範囲で使うからこそ、長く使えるのが木質バイオマスエネルギー。薪だからエコなのではなく計画的に使うからこそ環境的なのが森林資源です。
2024年4月15日月曜日
「発寒の家Ⅳ」見学会のご案内
2024年4月4日木曜日
発寒の家Ⅳ 内装工事その3
2024年4月1日月曜日
発寒の家Ⅳ 内装工事その2
図面にそこまで描いてないのに・・みんなありがとうね。
お客さんは・・不思議でさ、言わなけりゃ、こんな細かな事、今まで気にしたことなんてないはずなのに・・良い仕事の話しをすると、途端にそれを欲しがる人が増えるんだよ。だからみんなは自動的に次の現場でも頑張り続けなきゃいけなくなる・・なんだかごめんね/笑
ただ自分はみんなから教えてもらった話を、ブログやSNSに書いてるだけなんだけど・・それが知らないうちに伝わって・・次のお客さんは「自分の家も〇〇の家みたいにしてくれますか?」とか「棟梁は〇〇さん?それとも〇〇さんですか?」なんて名前まで憶えてくれるようになる。
だからみんなが現場で教えてくれた話は、お客さんを呼ぶ魔法。良い仕事って、みんなが思うより何倍もすごい価値なんだよ。
2024年3月30日土曜日
発寒の家Ⅳ 内装工事
2024年3月16日土曜日
発寒の家Ⅳ 階段
昨年の10月に栃木県で大谷石の石切り場をご案内していただいた。大谷石の岩盤から目的の石を切り出すために、その搬出路や工事動線もまた大谷石に文字通り彫刻して作り上げる。細かな部材を組み立てるのではなく地球を彫刻することで空間を生み出して行く。垂直の岩盤に対し奥行き方向に階段を彫り込む・・石切り場の空間美に圧倒された・・神長さん貴重な体験をありがとうございます。
Last October, I was given a tour of the Oya stone quarry in Tochigi Prefecture. In order to cut out the desired stone from the Oya stone bedrock, the transport routes and construction flow lines are literally carved into the Oya stone. Rather than assembling small parts, he creates space by sculpting the earth. I was overwhelmed by the spatial beauty of the stone quarry, carving a staircase in the depth direction into the vertical bedrock. Thank you Mr. Kaminaga for this valuable experience.
大谷石の露天掘り現場。地球を彫刻して石を切り出す。
Oya stone open pit mining site. Carve the earth and cut out the stone.
今の日本は色々とよくないことが続いているけど・・彼らの活躍に元気をもらっています。
2024年2月24日土曜日
発寒の家Ⅳ 本日の様子


















































