2020年7月2日木曜日

宮の森の家Ⅱ 外装工事

毎日・・雨が多くなってきました。雨の中では中々外壁を仕上げられなくて、大工さんは内仕事を先行しています。

今日もほぼ一日雨続き・・屋根の板金も、エントランスのシート防水も既に完了済みなので心配はありませんが・・外壁が一向に進んで見えないのが残念です。

今のうちに窓廻りをしっかりチェックしておきます。

外部から見た時にサッシの枠の厚みを極力見せないように納めて行きます。

こちらは完成した窓廻り。窓枠は従来のように壁より出るのではなく壁より引っ込んんで深い陰影を作ります。

もちろん見た目の良さのみならず、耐久性や断熱上もこんな風に壁の中に引っ込めてしまった方が断然有利になります。

当事務所でいつも作っている300mm断熱の家では一般的な家の約3倍、ここ数年・・高性能と言われ始めた200mm断熱の家と比べても約1.5倍の断熱材を使いますから必然的に壁が厚くなり特徴的な窓廻りに進化して行きました。

こちらは窓下の水切りを下から見上げたところ。強度を出すためと見上げた時に板金の裏の色が見えないように板金屋さんは二枚合わせで丈夫に水切りを折り上げてくれます。

こちらは赤見の強いカラマツ材の列柱を設けた玄関廻りです。保護剤を塗った当初は淡かった色も初夏の日差しできれいな茶色に色変わりし始めました。

この保護剤ですが樹種と日当たりによって様々に発色が異なり経年がそのまま味わいに変わって最近はとても人気があります。

こんな風に玄関ポーチに刺さり込む視線を和らげるために列柱としています。

今日はP.ギルバートなんていかがだろう