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2014年12月21日日曜日

西野の家Ⅱ 取材

本日は地元の住宅雑誌「北海道の住まいづくり」さんの取材でした。超断熱住宅とペレットストーブの特集だそうで、なにより担当者の方のこれからの住まいに対する熱意を感じました。
ペレットは広大な森林地域を有する北海道ならではの再生可能エネルギーですが、超断熱化という家の基本性能なくしては灯油やガスよりも高くついてしまいます。ブログでも再三お伝えしている通り、現在一般に流通している15cm程度の壁断熱の家に、ストーブのみ持ち込んでも年間に必用な木質ペレットの量は10キロ袋で120袋程度/年。約1.2トンにも及びます。西野の家ではこの量の約1/3。年間で約40袋(400kg)程度です。今後、新築やリフォームを考える際にこうした再生可能エネルギーの導入を考えている方はぜひ、ここのところを注意していただきたいと思います。同量で灯油の燃焼エネルギーの約半分しかない木質ペレットですから、それでも十分暖められる器がまず大切。無理な導入はせっかくの自然エネルギーへの誤解を深めるとともに経済的にも厳しくなります。

炎を見ながらの撮影風景。

今度はご家族のみなさんで。
 
竣工後二年が経過した「西野の家Ⅱ」では室内の木部が味わい深く色変わりしていました。それと同時にご家族のみなさんが楽しみながら暮らしている雰囲気が伝わってとても幸せな気分になりました。
 
今日はF.ダナリーなんていかが https://www.youtube.com/watch?v=wRjpTlkmv5w

2014年6月25日水曜日

西野の家Ⅱ カヌーを吊る?



少し前になりますが、一年点検でお伺いした「西野の家Ⅱ」。南に向いた外観は約2.6m跳ね出した二階のテラスが大きな軒下空間を生む特徴的なもの。多雪地域の西野に合わせた雪かきの面積を軽減する工夫です。


ご主人の趣味はカヌー。写真の黄色い船は屋内保存ですが...

こちらの赤い船はちょうどこの跳ね出したテラスの下に納まりました。ピッタリ!上手に住みこなしてくれて嬉しいです。
 
さて今日もパリスマッチなんていかが(笑)

2013年8月30日金曜日

西野の家Ⅱ 外構工事

ガーデンジャパンさんによる外構工事が始まった「西野の家Ⅱ」、大好評の札幌軟石と丈夫なユーカリ製枕木で作る外構は「通路」でもあり「庭」でもあり「土留め」でもある優れものです。近年はお母さんもお父さんも忙しいことが多くて、子供の頃よく見たお庭なんて、滅多に作らなくなってしまいました。昔はオンコやツツジを植えた庭があってその向こうに「家」でしたけど、近年はカーポートに玄関アプローチ等々、実用性重視のニーズがほとんど。そこで単なる舗装では味気ないし、手間の掛かる庭木も敬遠されがち...うーん  でっ! ガーデンジャパンさんの登場なのです。
 

時代に合わせた外構(庭)のあり方をいつも考えてくれる、ガーデナーの小坂さんの提案は簡素で気取らず、現代的な建築にもマッチします。

こちらは、軟石と枕木を幾何学的に組み合わせているところ。

こんな風に南側の出入り口と全面道路の間がクライアントさんからいただいた今回のお題!
さて出来上がりが楽しみです。(笑)

社長自ら、タガネとハンマーで石を削り、地面に「景色」を作っていきます。緑が入るとどんな感じなんでしょう??時代が変わっても建築と庭って切り離せないんですよね~。
 
ちなみに昨年の「宮ノ丘」の家は?
 
「西岡の家」も好かったです。(笑)
 
 
今日はSoul Headなんていかが?歌のうまい二人組みって好きなんです。
 
もひとつ今日は初期のDouble 幸子姉さんは残念でした。
 
 
 
 

2013年6月27日木曜日

西野の家Ⅱ 外構工事

雪が融け足元の状態が気になりだした「西野の家Ⅱ」どんな提案にしようか現在思案中です。相棒はおなじみガーデンジャパンの小坂さん。さてどんな感じで行きましょう?(笑)

最近よく聞くのがバッハ。 グレングールドのピアノなんていかがでしょう。

2013年3月11日月曜日

内覧会のお礼 そして お引き渡し

悪天候にもかかわらず、内覧会にはほんとうにたくさんの方にご来場いただきまして誠にありがとうございます。みなさんブログをよく読んでいただいているようで質問も的確!私もとても良い刺激をいただきました。

壁にもアルダー材が貼られた「西野の家Ⅱ」のLDK。アイランド型のキッチンは一枚天板に流しとガス台を併設するタイプ。レンジフードはハット型の同時給気排気タイプなのでストーブの炎も安心。

ペレットストーブの炎が大人気でした。

冬場の太陽高度に合わせた窓は室内を明るく暖かくします。日が射すと暖房は要りません。

札幌版次世代住宅基準認定住宅であることを示すエンブレム。ステンレス製でデザインもマル!

正しく計画し断熱することができれば室内は過乾燥にはなりません。室内の湿度は冬場でも40%以上が健康的な室内環境の目安です。暖房依存型の設計思想による建物では30%はおろか20%の室内なんていうものもまだまだ多いことがとても残念です。冬場に加湿器なんて必要ないんです。

子供室のロフトは注目度が高かったです。外部から見ると、ちょうど艦橋部分。みなさんほぼ全員登っていただきました。




子供室からLDKを見たところ。床はスノコ床で下階が隙間から見える。「えっ怖い~!」なんていう人もいましたが、「まあ~隙間には絶対吸い込まれませんから!(笑)」

理科実験流しによるオーダー洗面台。

シースルータイプのユニットバスはなかなかに良い感じでした。

旭川から匠工芸の二代目が登場。今回は丸テーブル。家族で囲む感じがいいな!ということで採用になりました。脚は傘のように開く形状のユニークなもの。


ヤコブセンランプとの愛称もなかなか良い感じ。本当は外部にもたくさん木を使いたかったクライアントさんのために室内はふんだんに木を用いたインテリアとしました。

おなじみ大きな室内土間。夏のキャンプの準備に大活躍しそうです。
約2.6m跳ね出した二階の軒下は車が一台停められます。雪が解けた後の外構工事が今からとても楽しみです。

内覧会に来ていただいた多くの市民のみなさま、新聞、雑誌社のみなさま、忙しいのに駆けつけてくれた若手建築家の皆さん、当日は悪天候の中ほんとうにありがとうございます。皆さんからいただいた たくさんの応援の言葉、暖かくも厳しい指摘の数々は今後の大きな励みになることでしょう。そして今日の日を迎えることが出来たのも「チーム西野Ⅱ」全員のお陰、ごくろうさまです。また次の現場でも一緒に仕事ができたらこんなに嬉しい事はありません。最後に悪天候が続き、連日の雪の中、毎日現場の廻りの除雪をお手伝いいただき、この貴重な経験の場を与えていただいた建て主さまにチーム一同を代表し心より御礼申し上げます。
                       チーム西野Ⅱプロジェクトマネージャー 山本亜耕

今日はR.ルプーのシューマンなんていかがでしょう?


2013年2月25日月曜日

西野の家Ⅱ 内装.外装確認


内装屋さんによる天井と壁のクロス工事がもう少しで完了します。

LDKに据えつけられた内装屋さんの自動壁紙糊付機。

子供室の吹抜も明るく貼りあがりました。

玄関横のウォークインクロゼットもほぼ完了。


とにかく今年の大雪は極端だとしても、麓(ふもと)の発寒や西町地区に比べて雪の多い西野地区を想定し、奥に引き込まれた玄関とポーチです。特に南側敷地では前面道路から北側に建物を離すのが一般的です。そうすることで建物の前面に明るく広い庭がとりやすいからですが、反面冬場は玄関から道までの除雪の労力は北側敷地に比べて大幅に増加してしまいます。そこで南側のバルコニーを跳ね出しその下をアプローチとすることで実質の除雪面積を減らそうと考えました。




2013年2月23日土曜日

西野の家Ⅱ 足場解体

足場を解体し、住宅街に姿を現した「西野の家Ⅱ」。道路から入り込んだ敷地のために本受電がかなり困難ですがもう一息で電気が来ます。

室内は各工種の腕の見せ所。今日はタイル屋さん。壁もカウンターも今回はタイル貼り。

壁は外国製、天板は国産のタイルを器用に割り付けて貼り込んでゆきます。

こちらは最近愛用のLEDダウン。口径が75mmと小さく電球色で価格もリーズナブル。

発光部はこんな感じ。天井に目立たず納まります。

2013年2月21日木曜日

西野の家Ⅱ 各部のディテール確認

もうすぐ完成が見えてきた「西野の家Ⅱ」今日は一緒に各部のディテール(細部)の確認にお付き合い下さい。

写真はおなじみダウンドラフトカット+内照式照明+ブラインドボックス(笑)。南側に大きな開口部を持つ「西野の家Ⅱ」。防火窓のためにトリプルガラスの窓の性能はどうしても若干スポイルされてしまいます。そこでこんな工夫をしてみました。

照明板の向こうに隠された蛍光灯の熱が夜間ガラスの表面に発生するダウンドラフトを抑え同時にブラインドボックスにもなります。表面は素敵な布クロスを見つけたのでそれで包もうと考えています。

壁にドン付けしないで25mm隙間を空けることで、照明板がガラス面から浮き上がり立体的な表情になります。

こちらは難しい階段踊場のオーバーヘッド。室内が僅か28.7坪しかない「西野の家」では各室の面積ばかりか容積も最大限使う工夫が求められました。当然階段の上にも二階の床が部分的に覆いかぶさるような状態も生じます。そこで大切なのがその床の下を安全にくぐれるか否か?僅か数センチ低いだけで窮屈に感じたり、丁度よかったり。毎度ながらなかなかスケール感が難しい部分です。実はこの部分当初は5cm低く設計してしまいU棟梁にお直しをお願いした部分なのです。露出する梁や端柄材はオイルで赤みが際立つ唐松を使用しています。


梁の右側の天井と左側の天井で高さが違えてあるのが分かると思います。左側の高い天井の下に階段の踊場があります。


真北に位置し周囲を高い建物に囲まれている子供室はそのままではほとんど日射が得られません。そこでほぼ二階建ての吹き抜けにして屋根の上に塔屋を突き出し南側の明るい光を呼び込みます。

基本的に南側と西側の一部にしか開口部が取れない「西野の家Ⅱ」では家の奥まで明るくする工夫が必用でした。間仕切壁の上部を50cm下げて開放し欄間のようにすることで南の光を北側まで通し天井が奥まで連続するように見せることでより広く感じるように考えました。詳しくは企業秘密ですが、様々な方法を用いて空間を実際よりも大きく見せることは建築家にとって欠かせない能力のように思います。

天井の高さを部分的に変える事も効果的な方法です。上部の穴はパッシブ換気の排気口と機械換気の排気口。内外温度差と煙突効果を主な換気動力とするパッシブ換気は電気を必要としませんが、安定した煙突効果を得るためには一定以上排気口の高さが必用となります。(パッシブ換気を設けると実際は機械換気を省略できますが、シックハウスの観点から法的な取り付けが義務付けられています。要は北海道で開発されたパッシブ換気は効果は十分であっても法的にはローカルルール。したがって全国統一の建築基準法の定めによればパッシブ換気を設けても機械換気を省略することはできません。)

手前に見える四角いものはペレットストーブ。近年主力のラベリのRシリーズです。

おなじみ開口部の端部の納まり。コーナーに面木を回し、仕上がったときに柔らかい印象を与えることと、角に物をぶつけたときに壁が簡単に欠けて傷まないように家中の全てのコーナーにこのような下地の一手間を加えます。

床と壁の取り合いは室内を伸び伸びとスタイリッシュに見せる大切なポイントですよね~。(笑)建築家の中にはこの部分に巾木を全く付けない人もいますが特に要望のない場合、私は3cmの高さのものを壁のボードから3mm出して控えめに取り付けます。一般的には高さ6~7.5cmで9mm程度の厚さのものをボードの上に貼りますが、どうも壁が窮屈に見えてあまりしっくりと感じません。かといって掃除機を壁に押し付けるために壁が汚れるのも困りもの...そこで最低限の困らない寸法で巾木を付けています。今回は床と巾木の間に目透かしを入れて床が壁に”スッ”と吸い込まれるように見せようと考えています。

床は巾120mmのアルダー材で昨年の「発寒の家」、「前田の家」とは仕上げオイルの種類を違えてあります。美しい赤みを引き出しながら壁にも一部同じ床材を貼っています。要は床と同じ材料が壁を登ってゆくように見せて室内を囲む4面の壁が同じ白色の印象にならないように考えました。「発寒の家」では壁の一面を白色のタイル貼りとして色は変えずに素材感のみ変えましたが、「西野の家Ⅱ」では木の質感が大好きな建て主さんのためにあたたかく柔らかな木壁のインテリアにしてあります。

今日は久しぶりにRUSHなんていかがでしょう?

2013年2月17日日曜日

雪.雪 そして雪

室内のボード貼りがどんどん進む中で外は連日の雪、雪、雪。とくに西野地区は今年は特に多いです。室内はほんとうに平和なのだけれども一旦外に出ると...

激しく雪が降りしきる中、板金屋さんが建物のポイントになる軒と破風を仕上げてくれています。「発寒の家」から薄く跳ね出す軒先のデザインをあれこれと工夫しています。無落雪が多いために、ともすれば無愛想な...と評される北海道の陸屋根。役割を素直に果たすかたちは確かにある意味素直かもしれませんが、やはり四角い屋根がずらっと並ぶ住宅街に寂しさを感じてしまうのも事実。別に私が建築家だからデザインにうるさいとかじゃなくて、やはり目的を果たすだけのかたちじゃ...いまいち不十分なのでは?そんなふうに思ったのがきっかけで、軒のある四角い屋根?をいろいろと考えて見ようとなった次第なのです。(笑) 
見付け寸法(厚さ)は24mm+2mmの26mm。跳ね出しは20cm。四角い屋根ながら空の青さをピシッと切り取る屋根を目指しています。

降りしきる雪の中で作業する板金屋さん。ほんとうに頭が下がります。今日もごくろうさま。

伸び伸びと掛け上がった階段。もちろんU棟梁とY所長の力作!