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2025年6月24日火曜日

桂岡の家Ⅱ 2025.06.24

 

築4年目を迎えた「桂岡の家Ⅱ」外壁の道南杉が味わいを増してきました。

よく「メンテナンスのいらない外壁材はありませんか?」なんてクライアントさんに尋ねられますが・・正直、一生傷まない外装なんてありません/笑。

但し、その経年変化を傷みではなく味わいに置き変えることは可能です。

その変化をポジィティブに理解できる建て主にとってはこうした変化は全然残念なことではありません。

実際に桂岡の家Ⅱの外壁を見て、経年劣化で傷んでいると感じる人もいるかもしれませんがとんでもありません。むしろ強度は増してより丈夫になっています。


木外装は通気層を介して正しく使われることでゆっくりと乾燥が進み、とても丈夫な外装に変化して行きます。その自然な風合いは周囲の緑と実に相性がよく、北海道の住まいを表現する上でこれ以上はないと思っています。

もちろんガルバリュウムの外装も職人さんの手技が感じられて大好きなのですが・・どうしても鉄板自体の色が褪せてくると旬を過ぎた感じがしてしまいます。

もちろん好みの問題ではあるんですけどね/笑

今日は原田知世さんなんていかが 海の見える桂岡の家Ⅱに似合います

2023年9月26日火曜日

桂岡の家Ⅱへ

二回目の夏が過ぎた「桂岡の家Ⅱ」。南を閉じて北に開く300mm断熱の家に伺ってきました。住まい手さん曰く「今年は暑かったけど・・エアコンなしで乗り切れましたとのこと」意外でした・・ふと浮かんだのは・・札幌近郊に多い眺めの良い北斜面などは「北に開いて眺望を頂きつつ暑さをいなす??」みたいな計画の段階が実はあるのかもしれないな?と・・南に開くタイプの300mm断熱の家が軒並みエアコンプリーズ!となった今年の貴重な収穫になりました。二年を経て・・最も光熱費の掛かる2月のガス代(LPG)が約2万円/月とのこと(全室暖房/32坪+給湯+調理)。超断熱化で自然温度差が約11~13℃にもなると大き過ぎる南の窓はけっこう扱いが難しくなってくるなあ~と今年は特に感じた夏だった。今後は南面開放型のプランには標準で全室冷房を導入せざるを得なくなると思う。その反面、南に閉じるタイプの実践も進めてみようと思いました。

石狩湾に増えつつある洋上風力発電

二階の居間から見える石狩湾のパノラマ

今日はSIX LOUNGEなんていかが




2022年12月4日日曜日

クライアントさんと冬の桂岡の家Ⅱへ

 

今日はクライアントさんと一緒に「桂岡の家Ⅱ」へ。着いた時は吹雪いていたけど、やがて青空に。冬の石狩湾がとてもきれいでした。薪ストーブが燃える静かな室内。断熱は冬を一層素敵な季節に変えてくれます。今年の冬も楽しく過ごして下さいね/笑


OBさま宅の訪問は、新規のクライアントさんには人気のイベントです。自分と同じ等身大の他人がどんな風に家づくりを始めたか?、疑問や不安をどんな風に乗り越えたのか?土地探しのコツや、なぜその敷地を選んだのか?、住んでみての感想や実際の光熱費等々・・最近はコロナだったりSNS絡みのプライバシー保護だったりで・・中々、見学会やお宅訪問が難しくなりましたが・・逆に何はZOOMでもよくて何は難しいのかがハッキリしたのもここ数年の大切な気付きだと思います。

お話しをしている間にどんどん晴れて、冬の石狩湾が見えました。

今日は久々にHSCCなんていかがでしょ





2022年2月3日木曜日

大雪と雪庇

連日の大雪と冬の卓越風がした仕事・・「雪庇/セッピ」。
窓を守る工夫って大切ですよね。少しづつ落としましょうか~

南西側を風上として北東側に吹き下ろす冬季の卓越風は巨大な雪庇を作り出す。 


ここまで来ると少しづつ落とすしかない。下手に一気に落下させると落ちた衝撃も凄いので注意です。

きょうはマルーン5なんていかがでしょう

















2021年10月5日火曜日

桂岡の家Ⅱバーチャル見学会

 いつもブログをお読みいただいているみなさまへ

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。ブログもふと気付けば書き始めから12年・・本日ご紹介する「桂岡の家Ⅱ」は37棟目の300mm断熱の家(新築)になります。

この他にも200mm断熱の新築、北海道R住宅として再生した「西岡の家」、250~300mm断熱として性能向上させた「山の手の家」、「帯広の家」、「桂岡の家」、「南沢の家」のリフォームも合わせると43棟。割り算をすると約4軒/年のペースでお仕事をさせて頂いた計算になります。

コロナ禍の前までは住まい手さんのご協力をいただきながら極力、地域の家づくりを広く発信する場として見学会も行ってきたところに・・このコロナ禍・・以前のように自由に家づくりを目指すみなさんとはお会いできなくなってしまいました。


ぜひ音楽と一緒に!今日はヨーロッパのJazzで



2021年9月30日木曜日

桂岡の家Ⅱお引渡し

2021年9月26日に「桂岡の家Ⅱ」を無事お引き渡ししました。約4カ月以上に渡り建設に携わっていただいた全てのみなさま、丸作吉田建産株式会社の吉田社長、N所長、M棟梁そして、今回の貴重な挑戦の機会を与えていただいた建て主さまにこの場をお借りして心より御礼申し上げます。みなさん本当にごくろうさま!そしてありがとうございます。

眼下に広がる雄大な石狩湾を眺めるために敷地のどこに窓を設けるのがいいのか?そんな検討から始まった「桂岡の家Ⅱ」でした。

北東側に広がる美しい石狩湾の眺めを得る居間の窓は、順光で照らされた緑も室内に取り込みます。これからの季節は毎日進む紅葉の赤や黄色が楽しみとなるでしょう。

山と海を愛しサーフィンとウインタースポーツが大好きな家族の住まいです。

こちらがその眺め。晴れて天気がよいと対岸の浜益方面まで見渡せます。普段は沖を行く貨物船、夜間は漁船の漁火も見えて、坂の街小樽の素敵な住宅街が桂岡です。

小樽と言えば市街地の運河や歴史的保存街区が有名ですが、こんなに札幌に近くて環境の良い住宅街は中々ありません。

ご近所さんも古くから住んでいる人たちが多くコミュニティーがしっかりしている印象。住まい手さんと一緒に土地探しをしている間も目が合うと必ず挨拶してくれる姿が好印象でした。

南東側からの立面は前面道路からの視線の侵入を抑えながら、最近特に対策が必要な夏の暑さを抑えるために窓面積を意識的に絞っています。また海を見下ろすテラスは大胆に左手の斜面の上に跳ね出して設けました。

その分一般的な建物よりも断熱を強化し、北側の窓を最大化して景色を取り込みます。

南面には山が迫っているために、南西の光は山に隠れて届きません。そうした理由も定石としての南面採光にこだわらなかった一因です。

雑木林の続く傾斜地を切り開いて作った住宅地なので、建物周囲には様々な高さが存在して、建物の間取りと呼応させることで面白い空間体験ができます。

テラスは丘上からの視線に配慮しつつ雑木林の中にあえて貫入させて、テラスに出るとふわりと緑の中に浮かんだような気分になります。

夜間はまちの照明器具のように浮かび上がるお馴染みの縦格子です。

こちらは海を眺める居間の大窓とテラスの位置関係がよく分かるカットです。階段状に切り土された住宅地に建つ感じがよく分かると思います。

テラスからは雑木林越しに海が見えます。

こちらは夜景。雑木林に貫入したテラス。暖かな室内の光が漏れる夕暮れの風景です。

居間からはいつも海が見渡せます。

今日はBTSなんていかがでしょう。国連より













 

2021年8月28日土曜日

桂岡の家Ⅱ 外装&内装追い込み


「桂岡の家Ⅱ」は現在この状態。銭函海岸を見下ろす配置とパッシブ換気の排気塔屋を持つ外観がどんどん道南杉に覆われて出来上がってきました。

悩んだ南西向きの立面はこんな感じ、一見自由に配置された窓を庇&袖壁がまとめるデザインです。

今回の外壁は久しぶりに無塗装の道南杉貫板張り。想えば2009年竣工の「銭函の家」で使い始め、最後が2012年竣工の「発寒の家」以来です。その当時は板張りは嫌いじゃないけど、ワイルド過ぎる色変わりがちょっとね・・・という意見も多く。それ以降は保護剤に漬けた材料を使うことで強制的にグレーに色目を揃える方法を取ることが多くなっていました。
「発寒の家」の現在の外装の様子

その一方で、やはりワイルドでも杉本来の肌がグレーに大きく色変わりする感じが大好きというクライアントさんがそろそろ来ないかなあ~と思っていたところ・・早速もう一度チャンスを頂いたという次第です。(笑)
「銭函の家」の現在の様子2009年竣工

暖かな赤味の木肌は本当にきれいで、以前は防火の問題が解決できなくて外装に木張りが難しい時代もありましたが、今では地元の北方建築総合研究所が通称、北総研防火外壁として防火構造の大臣認定を取得し道内で広く使えるようになりました。

私としても益々、地域資源活用や地域らしさ、果ては地球環境保全の観点から道産材を使って行きたいと思います。

室内もボードがほぼ貼り終わり、作り付け家具が完了すれば随時内装仕上げに入ります。


私の薪ストーブの場合、煙突は原則壁出しです。壁出しなら煙突掃除も外出時に行えますし、屋根と絡まないので漏水に対しても安全です。

煙突孔の下に見える小さな穴は燃焼用の給気口です。

海とサーフィンを心より愛する住まい手さんの要望で作られた土間空間。ボードの手入れや保管をしたり、ワンちゃんの足洗いの設備も階段下に設けました。

南東側はこんな感じ。擁壁の上に建ち、学校の緑を背景にしています。

非常に細かな、M棟梁の仕事。こんなところに人柄が出ますね(笑)

今日はアヴァロンジャズバンド・・週末の音ですよね~(笑)





 

2021年8月7日土曜日

桂岡の家Ⅱ 庇

 

「桂岡の家Ⅱ」に庇を取り付けました。

北国の家には窓上に庇がありません。冬場、窓から日射をたくさん入れて暖房費を節約する目的ですが、その一方で窓の傷みや今年のような酷暑の時には暑さの侵入に対して無防備です。そんな理由から落雪には充分気を付けた上で、私の設計する家では極力庇を窓上に付けるようにしています。

深い庇の作る窓の陰影の深さは建築に豊かな表情を与えてくれます。ここ10年でまた随分と北国の住まいも変わってきました。

今日はBTSでもいかがでしょう



2021年7月26日月曜日

桂岡の家Ⅱ外部廻り

2021年7月26日現在、「桂岡の家Ⅱ」では外装の木張りが開始できる直前まで漕ぎ着けました。

今回から採用した防火構造(北総研バージョン)では従来、必要とされていた石膏ボードが不要となります。

確かに石膏ボードを上の写真のタイベックシートの下に全て貼っても「準防火構造」にしかならなかったものが「防火構造」に格上げになるのですからそれ自体は非常に嬉しいことなのですが・・一点不安だったのはグラスウール(GW)を押さえる石膏ボードが省かれたことで、GWの反発が大きすぎてタイベックを膨らましてしまい、通気層が充分取れないのではないか?との懸念がありました。

結論から言えば、20kg/m3の硬めのGWは固く膨らむこともなく写真のように充填してもほとんどタイベックを膨らませることはありませんでした。

通気胴縁もタイベックが膨らんだ時のことを考えて30×45に通気孔を加工したものを特別に用意しましたが、20kg/m3のGWを使えるのなら次回からは通常通り18×45で充分かもしれません。

こちらはカーポートの天井部分防湿シートの下に電気配線が終わったところです。

こちらは腰水切り廻り。通気層に蜂などが侵入しないように通気層の出入り口には全てイーブスベンツを入れて空気は通すも虫は通し難いように対策をします。

水切り板金色はサッシに合わせたステンカラーです。






 

2021年7月17日土曜日

桂岡の家Ⅱ 付加断熱工事


先週までのぐずぐず天気(蝦夷梅雨?)から一転・・・今週は快晴の連続で一気に現場は快調に戻りました。写真は屋上から見た石狩湾の眺め。今日は遠く対岸の浜益方面まで見渡せました。

毎日、この景色と共に過ごせるなんてとても羨ましい感じがします。

でもそれにしても・・暑い(笑)
現場は連日のように30℃超え・・M棟梁、N所長共に汗だくで工事を進めていただいています。

工事は外部の付加断熱下地を主に進めています。完了したところから20kg/m3の高性能GWを屋外から14cm、屋内から14cm充填して行きます。

上の写真は薪ストーブのメガネ石。壁が厚いので100mm厚のものを3つ使います。

こちらが煙突の切り欠き。壁のグラスウールと屋根のグラスウールが連続する様子が分かるでしょうか。

こちらは、パッシブ換気塔屋の腰の防水立ち上げ部分。雪が積もったままの陸屋根でもこうすることで屋根を安全に漏らなくできます。

こちらが近年改良された部分。屋根の雨水が壁に伝わらぬように二重の防雨堤を設けます。

こちらがそのすぐ下高さ10cm以上の通気層が見えます。この通気層を充分取ることで夏冬安定した通気を確保して野地板の結露を防止します。

今日は久々にバンアパなんていかがでしょう





 

2021年7月1日木曜日

桂岡の家Ⅱサッシ工事

 

「桂岡の家Ⅱ」に窓が付きました。

コンセプトは住宅街の屋根を避けながら上手に海や山並みの緑を室内に取り込むことです。ですからどの方向にどんな窓を付けるのか?
どんな景色や光を切り取るのか?は当初からとても大切な設計のポイントです。

あえて二階の北東ぎりぎりに設けた大開口部は屋根の連なりの間にぽっかり抜けた海への視線を確保するためのものです。

北東から東南の角部に設けられたコーナーウインドウは眼下に連なる屋根を見えなくしながら山の緑を取り込むために設けました。

こんな感じでトリプルガラスがコーナーに入ります。

今日はJ.Passなんていかがでしょう



2021年6月19日土曜日

桂岡の家Ⅱ 屋根防水工事完了

「桂岡の家Ⅱ」は月曜日から建て方を開始して、昨日の金曜日でほぼ屋根の防水工事が完了しました。

早くてびっくり・・ヨシケンさんの在来&パネルハイブリッド工法は凄く勉強になります。

◆工程まとめ
6/14(月)建て方初日 1階パネル終了(大工4名)
6/15(火)  二日目 2階パネル+屋根防湿シート完了(大工4名)
6/16(水)屋根断熱345mm+通気層+野地(大工4名)
6/17(木)同上+塔屋の野地まで(大工4名)
6/18(金)屋根防水完了 (防水屋さん:3名)(大工:休み)
6/19(土)予備日

やはり、構造材を造作材として室内に顕して使うコンセプトを始めてから、いち早い雨仕舞(屋根防水の完成)は目標でした。

やはり屋根の完成が遅れると、室内に雨が漏ったりその雨で天井の小屋組みが汚れてしまったりして残念です。

そんな理由から、今回のような陸屋根でも勾配屋根でもいち早く屋根の防水が完成できるように工法を工夫してきました。


そんな理由もあって今回の経験はとても新鮮なものになりました。

現地では塔屋のある建物の外観が現れてきました。