本日は、久々に西岡の家に伺いました。家に建て主の物が入り、暮らしを感じるようになることは、設計者としてたいへん嬉しいことです。居間の窓台にものが飾られているのを見ると、ここが大切にされている様子が伝わってきます。窓の外の景色が春めくのが待ち遠しいです。電気代の請求書をコピーしてもらい、設計上の数値と実際の使用量を比較します。一見地味なことですがこうすることで、温熱設計の勘を鋭く保つことが出来ます。設計上≒計算上≒実態となるのが理想ですが、当然ながらそれぞれに誤差も生じます。設計者が断熱や気密、換気に暖房といった機器の大きさを適切に設計できなくては、とても省エネになんてなりません。そんな意味でもエネルギー事業者やメーカーの言いなりにこうした設備(特に暖房設備)の大きさを決める現在の設計標準は改めるべきだと思います。
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元気に育つバジル。さわるとよい匂いがしました。
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窓の側も植物によってそれぞれ好みがあるそうで日向が好きなものと少し影がすきなものがあるそうです。そんなことを観察しながらあちことに鉢を動かしていたら現在はこの配置が良いのだとか。
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北側の屋根に積もった雪が窓からの放熱で融けている様子です。北海道の市販品としては標準的な性能の窓もこうして見るとまだまだ改善の余地があるのがわかります。ちなみに窓からの放熱がないところは。
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こんな感じになります。一定の高さに雪が積もるのが分かっていただけるでしょうか。