2013年11月9日土曜日

西野里山の家 気密測定

11/7(木)に「西野里山の家」の気密測定を行いました。結果はといえば初日は思うように数字が出ず...。

Dr.タギ氏により送風機取り付けの下準備。この丸い穴に送風機を付け室内の空気を抜くことで室内と外部に気圧差を作り出して漏気量を測定します。室内の空気を人工的に抜くと当然ながら室内は外部に対して気圧が低い状態(負圧)となります。外部と内部は平衡しようとしますから、外部の空気(正圧)が建物の隙間という隙間から室内に流入してきます。要は気密がよければ差圧が高く維持できますが、反対に悪ければ差圧は維持できません。誠に簡単な理屈なのですが、建物のような大きな規模となると中々均一に全体を気密することが難しくなります。自らの仕事の出来栄えの確認と万が一見落としがあればこの段階で発見し適切に対処することを目的に、作る建物は全数この気密検査を行っています。

今回は、飯田ウッドワークシステムさんの新開発のサッシを用いますが、中でも片引き戸は戸全体がスライドする構造上、気密を取ることが極端に難しいサッシといえます。二階のリビングから焼肉デッキに気軽に出入りできるように大判の片引き戸を付けましたがこの部分がとても気がかりでした。

さて準備が整いまずは1回目の計測スタート。

壁のビニール(気密層)がパンパンに張り、性能が出ている雰囲気満々なのだが1回目のC値(相当隙間面積)は0.5cm2/㎡と振るわずその日は一旦終了。
                                
当初はやはり片引き戸を疑ったが、結果は全く漏気は無し!「おーっ!すごいぜっ!飯田さん~」
 

結局、怪しいところに当てを付けてまた明日のチャレンジとなりました。

漏気部分を発見の瞬間!

なんと対策が済んだ次の日は一気にC値が0.2も向上しC値0.3cm2/㎡。最終的には0.2を目指します。毎度ながら計ってみないと分からないものですね~。(笑)

今日はマイケルね!マイケル! 元気だったころのマイケルでビートイット!
ギターはS.ルカサーとE..ヴァンヘイレンね~こちらも最高!