2018年7月10日火曜日

新琴似の家土台敷き

昨日から始まった「新琴似の家」の土台敷き。
 
引き続き担当していただくのはアシスト企画さんのS棟梁。息子さんと二人して「南幌まちなかの家」でも腕を振るっていただいたので逆指名させていただきました。(笑)引き続きよろしくお願いいたします。

さて、建て方前の大切な工程である土台敷き・・・クレーンが入り大勢の大工さんで大きな梁を掛ける建て方は見ごたえがありますが、実はその前の土台敷きが私は好きです。
 
上の写真のように建物の中央に基準となるレーザーを設置し水平方向に照射して仮組みした土台の天端(上端)の高さを慎重に測って行きます。土台の木材自体の寸法は非常に精度が高くほとんど狂いはありませんが、それをコンクリート基礎の上に置いてボルトで締め上げると、コンクリートの形状に沿って土台が変形します。要は基礎の精度が≒土台の水平性や高さの均一性と言う訳です。
 
もちろん前回ご紹介したように基礎の天端は既にセルフレベルモルタル&水平に研磨済みですが、よーく見ると僅かな削り残しや凹凸で土台はmm単位の高さの差を生じます。そこを限りなく、S棟梁の基準では1mm以内に土台の高さを揃えるのが今日の仕事。

足場を掛ける前に地盤の汚れを建物内に持ち込まぬように地面の上にシートで養生をしていただきました。ほんの少しの配慮ですが、これだけで現場の中の汚れ方が全く違います。現場所長のS部長の粋なはからい・・・ありがとうございます。(笑)

さて、概ね揃ったかな?と思ったところで、問題発見・・3mm高いところを発見しました。
 
概ね組みあがった土台をもう一度剥がし、土台の裏を3mmノコで引き割って土台を105mmから102mmに薄くしました。もう一度組み上げて、水平器で高さを測って建て方に備えます。
 
今日はBAND-MAID /でstart over・・・相変わらずカッコいい!(笑)