自己紹介

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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2013年11月30日土曜日

恵庭の家 地盤改良→基礎工事

恵庭では地盤改良工事が始まっています。

もと果樹園のためになかなかよい黒土が出てきますが、地盤自体は建物を建てようとすると改良が必用になります。「屯田の家」でも行った地盤改良杭により地盤を増し固め基礎の沈下を防ぎます。

オーガーで掘った穴にセメントを注入し水を加えて練り上げ土中に直径50cmのコンクリートの柱を作ります。
 
札幌より雪が遅れていた恵庭も、基礎屋さんが入る頃にはすっかり雪景色。

 
基礎の根掘りで現れた改良杭の頭。
 

うーん厳しい季節になって来ました。みなさん頑張りましょう!
 
今日は竹内まりあでyour eyes!あなたはご主人(山下達郎)とどちらがすき?
 

夜景を楽しむ家 高低測量

さて、今週は充実していました。写真は来春に着工を予定している「夜景を楽しむ家」の現地調査の様子です。敷地は30°の急傾斜ですが眺めは抜群!これから更に計画に磨きを掛けます。

雪の中レベルを据えて高さを測ります。

下から上を見上げたところ。うーん設計者としては燃えてきますね~(笑)

西野里山の家 内装左官工事

美しく仕上がった内装の左官壁、珪藻土を調合した壁は独特の清々しい白さと柔らかな素材感が魅力。貼りものでもなく、塗装でもない。独特の風合いの室内に仕上がります。

親方の鏝(コテ)の跡。けして同じではなく人間味があって、どこを見ても見飽きることがありません。

本棚をおく予定の踊場。同じ白なのに圧倒的に存在感のある壁の空気感はどこから来るのでしょう。話は変わりますが、現在の室内の湿度は90%。家中の壁を左官で塗るとやはりかなり湿度が出ます。来週からは設備屋さんにお願いして少しづつ室温を上げながら作業を進めます。

外では大工さんたちが北側の壁を仕上げ。週明けから最後の南側の壁に移ります。
今日はみなさんごくろうさま!ゆっくり休んでくださいね~!また来週よろしくお願いいたします。
 
今日はドゥービーなんていかが!http://www.youtube.com/watch?v=QTF_tTKRdb0
 

思いがけず嬉しい事!

今日はとても嬉しいことがありました。夕方の打ち合わせの用意をしているとチャイムが鳴り、「は~い」と答えると、「岩内のてんぷら屋です!」と声が言う。なんでもお孫さんが近所とのことでわざわざ事務所にお寄りいただいたご夫婦。そう、かつての岩内の天麩羅の名店「ときわ」のご主人夫妻でした。40年以上続いた名店、「天麩羅のときわは」6年前に惜しまれながら閉店したが、今でもその味を懐かしむ客は多い。もちろん私もその一人で、最初は2004年にさかのぼる。ちょうど「岩内の家」をストリームモダンプランの高橋氏と監理していた時、岩内出身の氏に連れて行ってもらったのが最初。一口食べてすぐに大好きになった。もと割烹料理屋のご主人が揚げる天麩羅はどれも珠玉の一品で特に天丼は甘辛くないさらりとしたタレが特徴。大きなえび二匹にイカ、春菊、キス
 が豪快に載って¥630はほとんどボランティア、今でも懐かしく想い出します。
写真は2007年の「ときわ」

いつも歓迎してくれた女将さん。
 

白衣姿の大将。

家族に教えると、早速全員が夢中になった天丼。

天麩羅盛り合わせはもう最高!

こんな風に港町独特のゆっくりした時間の中で家族と一緒に食べた味は一生忘れません。最高の味をありがとうございます。私の設計も、大将の味には遠く及びませんが精一杯精進したいと思います。

2013年11月28日木曜日

西野里山の家 外装 VS 内装

最近夜が早いですよね~!夜半はめっきり冷え込みますし...そんな寒さにも負けず、「西野里山の家」では外装工事と内装工事が一気に熱を帯びてきました。写真は北側に設けたパノラマウインドウの外装板貼り工事の様子。開口部と小屋根の出入りが複雑な南北面は比較的平坦な東西面とは比べものにならないくらい手間が掛かります。足場の上下に二人、加工専門に一人の計三人で外装を担当していますが中々、たいへん。特に冷え込む外部で長時間の仕事は疲労も大きく気が抜けません。

写真は降りそうな雪に備えてブルーシートで下小屋を作り内部で加工を行っている様子。

一夜明けると案の定、山はすっかり雪化粧。冬の始まりですね~(笑)

こちらは室内の様子。棟梁から場所を引き継いだ左官屋さんが、一気に下地作りを進めてゆきます。寒冷紗を貼りパテを延ばし仕上げの塗りに響かないようにボードの継ぎ目を平滑にして行きます。塗装も左官もこの下地作りをどこまで丁寧にできるかで出来栄えが大きく違ってきます。話は変わりますが、外の大工さんたちが白い息を吐く中で、室内の左官屋さんたちは上着を脱いで作業しています。300mm断熱のおかげで室内を採暖しなくてもちょうど良い作業室温が得られるために冬場の左官仕事も私たちの現場では特に手順を変えずに進められます。断熱の薄い時代は、冬場の湿式内装(左官仕事やペンキ工事のように水を用い乾燥が必用な内装)は敬遠しがちでしたが今ではそうした苦手意識もほとんどなくなっています。
 
今日はPOLICE!もちろんDJじゃないほう(笑)しかし30年経ってもなんてかっこいいんでしょう!

2013年11月26日火曜日

西野里山の家 板金工事 水切り編

従来は壁よりも窓枠の方が少し飛び出すことが多かった木造の窓廻り。しかし断熱をどんどんと厚くして行く過程で、窓は壁よりも引っ込むことがむしろ近年は多くなりました。外壁より窓が引っ込む利点としては、雨によるサッシの痛みの軽減。また建物外観の印象も薄いシャープさよりも彫の深い陰影に富んだものに変わります。石造りの街並みの多いヨーロッパの建物よろしく、北海道の建物の特徴が際立つ意匠として最近は特に気に入っています。
 
 
壁面よりも窓枠が外に飛び出すシャープな納まり。「鷹栖の家2002」
 
窓枠が壁よりも引っ込む最近の納まり。「西野の家2011」
 
 

そんな訳で、簡単に窓が壁よりも引っ込むといっても色々と工夫が必用になりまして、窓の下に欠かせない水切りなんかは板金工の技量がもろに出る部分となります。写真は職長による完成した窓下水切りの様子。ピシッと直進性の良い精度が出ていてぜんぜんゆがんでいません。さすが職長!(笑)
 
0.4mmの薄板を二枚合わせに加工して端部を折り曲げ、0.8mmの厚板にして、一見アルミの厚板の水切りのようにピシッと精度よく見せています。
 

こちらは木製デッキが敷かれる梁の上の水切り。

デッキの下に雨が回りこんだ時に梁が痛みづらいように梁の天端(てんば:雨や日光の当たる面)には全て板金の水切りが回ります。こちらも美しい納まり。

おぼろげながら、縦張りの松板が見えてきた「西野里山の家」。
さてみなさん!明日も頑張りましょう。

さて今日はヘンデルのハープシコード組曲なんていかがでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=dYi6EcEkLmQ

2013年11月24日日曜日

西野里山の家 各部再確認

本日は休日返上で現場が動く「西野里山の家」です。
 
やっと板金屋さんが屋根を葺いてくれた「西野里山の家」。今年の職人不足はほんとうに大変ですね~。遅れに遅れていた屋根板金も無事完了!大屋根はいつもの無落雪タイプ。その他の下屋や小屋根は蟻掛葺きです。
 

西側から外壁の板貼りが始まりました。

耐候処理がされた松の貫板。昨年の前田の家と同じ要領で納めてゆきます。今回は外壁から飛び出しているものが多く建物の形状もより複雑なので大工さんはなかなかたいへんです。

少し緑ががったグレーという感じの塗装初期ですが、これが1年ほどで驚くほど豊かな表情に変化します。
1年経った「前田の家」 http://ako-re.blogspot.jp/2013/05/blog-post_30.html

外壁の板は、I所長と、現場担当のMさんが協働で会社の土場で塗装したとのこと。貼り上がりが楽しみですよね~(笑)

こちらは壁を貫通する煙突のメガネ石。壁厚が36cmとぶ厚いのでメガネ石も×3枚となります。

こちらはパッシブ換気の給気取り付け部分。ユニットバスの下を通してUTの床下で外気を加温します。

長さ90cmしかないフローリングを二本のやとい実(ヤトイザネ)でつなぎ、建具や窓の枠材に用いている。昔からの家具屋さんの技だけど、短い材しかない時代はこんな風に長材を自由に作り出すことができた。最近はいくらでも長い集成材があるから見かけることが少なくなったけど、日本の職人さんはやっぱり凄いよね!

美しく並んだ大垂木の下で壁のボードを加工するI棟梁。家中の内装が左官仕事だと聞いて、楽しみのあまり毎日現場に現れる左官屋の親方に早く場所を明け渡すために作業にも熱が入る。

ピンクの水糸はビスの位置を水平に揃えるためのもの。こうすることで水平一直線にビスの頭がピシッと揃う。
 
今日は休みの中ほんとうに全員ごくろうさまです!あともう少し、素晴らしい仕事にしましょう。そしてお客さんを喜ばそう!体もきついけど事故のないように、頼りにしています。
 
今日は財津和夫なんていかがでしょう。
 

2013年11月18日月曜日

平成25年度北方型住宅技術講習会

明日から二日間11/19(火).20(水)講習会で釧路と帯広におじゃまします。近隣の工務店や設計事務所のみなさん、ぜひ会場にお越しいただければ幸いです。従来とは少々趣を変えた「デザイン」のお話しをさせていただきます。今回からは対談形式で二人の建築家によるトークが面白いと思いますよ~。主な内容としては、顧客対応のコツや基本計画のコツ等々、山本設計のノウハウを大公開しちゃいます。(笑)


西野里山の家 内装工事 その2

現場は、内装工事に入りました。もちろん内装を施す石膏ボードで一時的にスイッチやコンセント、取り付け家具の下地などは隠れてしまいますから、内装工事の直前は実にたくさん見ておくところがあります。

「西野里山の家」の特徴は天井高を抑えた1階の各室です。通常の部屋の天井高は2.3m程度ですが、今回は2.15mと15cmくらい天井を低くしてあります。その分、扉の上に下がり壁を作りません。建具を開けると部屋どおしの天井が連続してゆくように考えてあります。要は扉の高さと天井の高さを揃えて、適度な包まれ感と部屋同士の連続性、暖房費に直結する部屋の空気の体積を最適化しようと考えました。 1階は主に寝室、UTにウオークインクロゼットや玄関等ですからもともと立派な天井高はいりませんが、その分二階へあがると吹き抜けの天井がより高く感じられる効果もあります。北国で周囲が建てこんだ敷地に計画する場合、上がり降りに支障がないのなら思い切って明るい二階をLDKとするのも一案です。

お湯と水の配管や排水管の勾配等、天井が貼られると分からなくなるものの位置関係を頭に入れます。

写真は、室内側に5cmのグラスウールの入った主寝室の窓廻り。この次に内装用の石膏ボードを貼ります。



二階の石膏ボードを貼った部屋では、左官屋さんがせっせと下地作り。「西野里山の家」の内装は壁左官仕上げ、天井は塗装クロスなので特に壁は割れないようにしっかりとした下地作りが欠かせません。

美しく掛けられた樺(カバ)製の階段。今回は蹴込板のスリットからパッシブ換気の戻り空気が床下に回収できるように考えたり、踏み板と蹴込板が直角に納まらない稲妻状の断面だったりと、棟梁をいつも以上に困らせてしまいましたが、相変わらず階段の名手のI棟梁の手に掛かると見事!美しい階段に納まりました。
 
今日は乃木坂46なんていかが?AKB48の影で目立ちませんけど...。