2021年7月22日木曜日

南沢の家 床下地工事

 


「なんだ養生べニアの切れ端くらい片付けなよ~散らかった現場だなあ~」・・・なんて思うなかれ。以前の投稿で2階床を15mmジャッキアップした件は報告しました。でもね・・それで水平になりましたって・・なる訳ないでしょ~!/笑 ってなことで、こんな風景になっています。



既存の茶色い床が高い部分、それより低い部分に薄く薄く削ったベニヤを積層して水平を出しています。・・まだ説明が難しいですね~要は写真のラワンべニアを水と考えて少しづつ水を注いで川岸と水面が水平になった状態/溢れる寸前・・・みたいな感じですかね~。この後、はじめてフロア材が貼れるということなんす・・ベニヤ板による「水盛り遣り方出し」だねU棟梁(笑)


2021年7月17日土曜日

南沢の家 風除室工事

 

南沢の家の風除室が出来てきました。外壁と同様の木張りで仕上げて大きなガラスで軽やかに明るく仕上げようと思います。

性能向上リフォームの場合は、既存撤去が工事上どうしても必要となる反面、機能的に復旧が欠かせないものがあります。

要はこの風除室のように一旦撤去してしまわないと壁の断熱工事はできない反面、撤去したままでは危険で玄関にアプローチできないというようなケースです。
寒さを充分克服できていなかった頃の北海道の住宅では玄関を外の寒さから守るために風除室が盛んに作られた時期があります。

南沢のように高所に玄関を設ける場合はその風除室も大きくなりがちで、階段を積雪から守るためにも欠かせない機能となってきます。

今回は建築面積を増やすことなく以前はアルミで作られていた風除室を木造で作り変えます。

こちらは室内から見た階段部分。色の濃い木材が防腐土台です。

こんな感じでガッチリと階段部分のコンクリートにアンカーして、風除室の屋根荷重を支えます。

玄関から出たところこんな感じでガラス張りにしようと思います。

柱の横揺れはこんな風に足元を固めることで解決します。

桂岡の家Ⅱ 付加断熱工事


先週までのぐずぐず天気(蝦夷梅雨?)から一転・・・今週は快晴の連続で一気に現場は快調に戻りました。写真は屋上から見た石狩湾の眺め。今日は遠く対岸の浜益方面まで見渡せました。

毎日、この景色と共に過ごせるなんてとても羨ましい感じがします。

でもそれにしても・・暑い(笑)
現場は連日のように30℃超え・・M棟梁、N所長共に汗だくで工事を進めていただいています。

工事は外部の付加断熱下地を主に進めています。完了したところから20kg/m3の高性能GWを屋外から14cm、屋内から14cm充填して行きます。

上の写真は薪ストーブのメガネ石。壁が厚いので100mm厚のものを3つ使います。

こちらが煙突の切り欠き。壁のグラスウールと屋根のグラスウールが連続する様子が分かるでしょうか。

こちらは、パッシブ換気塔屋の腰の防水立ち上げ部分。雪が積もったままの陸屋根でもこうすることで屋根を安全に漏らなくできます。

こちらが近年改良された部分。屋根の雨水が壁に伝わらぬように二重の防雨堤を設けます。

こちらがそのすぐ下高さ10cm以上の通気層が見えます。この通気層を充分取ることで夏冬安定した通気を確保して野地板の結露を防止します。

今日は久々にバンアパなんていかがでしょう





 

2021年7月1日木曜日

桂岡の家Ⅱサッシ工事

 

「桂岡の家Ⅱ」に窓が付きました。

コンセプトは住宅街の屋根を避けながら上手に海や山並みの緑を室内に取り込むことです。ですからどの方向にどんな窓を付けるのか?
どんな景色や光を切り取るのか?は当初からとても大切な設計のポイントです。

あえて二階の北東ぎりぎりに設けた大開口部は屋根の連なりの間にぽっかり抜けた海への視線を確保するためのものです。

北東から東南の角部に設けられたコーナーウインドウは眼下に連なる屋根を見えなくしながら山の緑を取り込むために設けました。

こんな感じでトリプルガラスがコーナーに入ります。

今日はJ.Passなんていかがでしょう



◆移住者さんの家を設計した時の想い出


山本:もしもし、山本でございます。今シーズンの冬はいかがでしたか?

建て主さん:いやいや暖かくて快適だったです。暖房ナシでもいつも15℃くらいはあるし、実家からいいユニクロ(ヒートテック極暖?)も持ってきたし靴下はいて快適でした。

山本:ところで15℃ですか~・・あの~せめて20℃以上で暖房していただきたいんすけど~(笑)

建て主さん:ええ~っ暖かいですよ充分・・外が-10℃なのに家の中が15℃。充分ですよね~暖かいんだし・・

山本:あのう~ところで暖房は使ってるんですか?

建て主さん:だから~使わんでも快適なんですよ!せっかく山本さんの設計、褒めてるのに~・・(なのに・・なんで住み方違うみたいに言われなあかんの?/心の声)

山本:いえいえすいませんでした~

◆2年後

山本:お久しぶりです~その後はいかがですか?随分北海道に慣れたでしょう?

建て主さん:山本さん、以前軽い言い合いみたいになったでしょ?ごめんね。実は先日、ふと家の温度計見たらね・・23℃でした。子供らも自分たちも裸足で気持ちよく冬を過ごすようにいつの間にかなってて・・2年経ってやっとおっしゃる意味が理解できました。(笑)

山本:〇〇さんもすっかり北海道人ですね(笑)

建て主さん:アハハ確かにそやね。でもこの感覚は地元の子らには絶対に伝わらんと思うわ(笑)

山本:ですかね~

建て主さん:そんな訳で・・恥ずかしながら移住一年目の光熱費・・メッチャ安くて、二年目、三年目と増えたんですけど・・こないだその話し、近所で話したら、「それでも自分の半分やで」言う人がおって「いやあ~一年目は住まい方分からんかったんです」って言ったら「違う、分かってからの半分じゃ!」って返されて二度爆笑でした。

2021年6月30日水曜日

畑・・順調!

 


最近の暑さで家庭菜園が好調ですね~(笑)毎朝、畑に出るのが凄く楽しみです。

想えば2003年頃から趣味と実益を兼ねて/笑、始めた家庭菜園。気が付けばあっという間の18年、なんだか山本設計と言えば地域の木を使った内外装と家庭菜園というイメージがすっかり定着した感じがしています。

2003年と言えば、事務所の立ち上げから5年目と・・今にして見れば・・かなり厳しい時期でもありましたが、子育てと同時に少しづつ近所の畑名人さんに教えを受けて、いろんな野菜作りに興味を持って行った頃でもありました。

こちらはズッキーニ。かぼちゃの仲間のイタリア野菜として最近では有名ですよね~(笑)。実は花も美味しいですが、20cmくらいのものを輪切りにしてオリーブ油でさっと炒めて塩コショウ・・凄くシンプルで美味しいです。

こちらはキュウリの「夏すずみ」。もう一つとげの多い「黒サンゴ」という品種もありますが、家族の好みで我が家では「夏すずみ」。20cmくらいで収穫するもよし!30cmくらいに立派に大きくして食べ応えを重視するのもよし!

3株も植えておけば夏の間中、サラダにお漬物、ピクルスなんかが楽しめます。凄くたくさん実りますから食べきれない分は近所へお裾分けしましょう!(笑)

こちらはナンバンです。青いまま収穫して爽やかな辛みを楽しむもよし、ざく切りにしたトマトの果肉部分と合わせて自家製サルサソースも簡単にできます。もちろん秋まで収穫を待てば真っ赤になって上等な赤唐辛子。乾燥させてミルで挽けば高級な一味唐辛子が完成します。
こちらは一番多く植える中玉トマト。真っ赤に熟れると生食はもちろんトマトソースにしたり、オーブンで乾燥させてドライトマトに。お昼に自宅に帰って庭のトマトで作るパスタも最高です。(笑)

こちらは中ナス。10cmくらいの実がたくさんなって、ナスの煮びたしや焼きナス、辛みそ炒め、マリネなんかに大活躍です。

こちらは、一番ポピュラーなバジル。摘心をしっかりして、葉を茂らせると本当にたくさん収穫できます。

夏の間はお部屋のハーブとして生けるのもマル!もちろんイタリア料理各種、バジルペースト、サラダ、余れば吊るして乾燥させてドライバジルに。

パン作りをされる方ならドライバジルを小さじ一杯パン生地に混ぜて焼いてみて下さい。きっと感動しますよ!(笑)

こちらはローズマリー。お肉料理やジャガイモや鶏肉をオーブンで焼くときに少し使うとレストランの風味になります。

こちらはオレガノ。使い方はバジルに似ていますのでぜひ庭の片隅に一株植えておきましょう!定植して冬を越すので毎年オレガノが楽しめます。もちろん余れば乾燥させてドライハーブに。

こちらはイタリアンパセリ。最近コロナ籠りのせいで男性の料理熱が急上昇だそうですが、粗く刻んだものをオリーブ油の中に入れてさっと爽やかな香りを立てたペペロンチーノはお薦めです。

こちらは一般的なカーリーパセリ。付け合わせやサラダ、乾燥パセリにすると凄く長持ちして大活躍します。

こちらはフェンネル。ピクルスなんかに使う香草で今回初めて植えてみました。

こちらはレタスの「レッドウエーブ」という種類。5~6株もあれば家族全員で毎日サラダが楽しめます。

まだ実のなる野菜には少々早いですが、ぜひ皆さんもお庭の一角を家庭菜園にしてみてはいかがでしょう?子供たちと一緒に作る家庭菜園。きっと楽しいですよ!(笑)

今日はIUなんていかが






2021年6月19日土曜日

桂岡の家Ⅱ 屋根防水工事完了

「桂岡の家Ⅱ」は月曜日から建て方を開始して、昨日の金曜日でほぼ屋根の防水工事が完了しました。

早くてびっくり・・ヨシケンさんの在来&パネルハイブリッド工法は凄く勉強になります。

◆工程まとめ
6/14(月)建て方初日 1階パネル終了(大工4名)
6/15(火)  二日目 2階パネル+屋根防湿シート完了(大工4名)
6/16(水)屋根断熱345mm+通気層+野地(大工4名)
6/17(木)同上+塔屋の野地まで(大工4名)
6/18(金)屋根防水完了 (防水屋さん:3名)(大工:休み)
6/19(土)予備日

やはり、構造材を造作材として室内に顕して使うコンセプトを始めてから、いち早い雨仕舞(屋根防水の完成)は目標でした。

やはり屋根の完成が遅れると、室内に雨が漏ったりその雨で天井の小屋組みが汚れてしまったりして残念です。

そんな理由から、今回のような陸屋根でも勾配屋根でもいち早く屋根の防水が完成できるように工法を工夫してきました。


そんな理由もあって今回の経験はとても新鮮なものになりました。

現地では塔屋のある建物の外観が現れてきました。

 

2021年6月16日水曜日

桂岡の家Ⅱ ほぼ1日で建て方完了!

 

「桂岡の家Ⅱ」の建て方工事がほぼ1.5日で完了!驚きの早さ・・
工事をご担当いただいているヨシケンさん考案のハイブリッド工法(在来+パネル)の建て方はとても新鮮でした。

いつもは柱こそすぐに建つものの壁の合板が張られて柱の間から向こうの景色が見えなくなるまでにけっこう掛かる印象でした。
ヨシケンさんHP https://www.daichinoie.co.jp/ 

なんと一昨日までは1階の床しかなかったのに1日で見る見る家になりました。

その第一印象は・・
①:やたら柱間隔の広いパラパラっと柱が立っている印象。
②:その柱梁の空間に大型パネルをポンポンと建て込んで行く。約1時間で1階パネルの建て込みが完了!こりゃあ~早い/笑

6/14(月)11:00くらいの様子。パネル1枚に対して大工さん4人で建て込みを開始します。
クレーンのオペレーターさんと玉掛け役そして大工さんの三者が息を合わせて大きなパネルをどんどん建て込んで行きます。
6/14(月)12:00頃の様子。パネル建て込み開始1時間で1階のパネルは完了してお昼ご飯。本当に早くてびっくりでした。
6/15(火)の朝の様子。二階のパネルが完了し、小屋の梁架け作業中。
6/15(火)の作業完了時。屋根の防湿工事まで完了!明日の断熱工事に備えて屋根用のグラスウールを荷揚げしてこの日の作業は終了。

6/16(水)午後の様子。見る見るうちに屋根の断熱工事が進みます。

「桂岡の家Ⅱ」の屋根は外張り断熱工法です。写真は第一層目の240mm断熱。この上にクロス下地で105mm断熱を追加します。

こちらはパッシブ換気の塔屋です。点検のために屋根に出られるようにしてあります。

こちらは塔屋を内部から見上げたところです。

室内の造形が見る見る出来上がって行きます。良い赤味の材料は地元のカラマツから作った集成材です。旭川の林産試験場で開発されたカラマツの集成材は色味はよいものの狂い易いといった従来のカラマツ無垢材の欠点を克服した優れた構造材です。

暖かな照明に映えるのでとてもインテリアの雰囲気が良くなります。美しい地域の特産材ですからもちろん顕しで使います。
こちらは南東側のコーナー窓。山の緑を室内に引き込みます。

今日はSuchmosなんていかがでしょう