「南幌まちなかの家Ⅳ」二階まで建ち上がりました。勾配一寸五分の登り梁に対して□105を@910間隔に渡し、その□105に@227.5間隔で45×60を落とし込んでゆきます。室内から小屋組みを見せたいので、屋根断熱は外張りで行いますから、これから厚物合板に防湿シート、GW340mm分の充填下地等々・・たくさんの資材が屋根の上に載ります。それを順次組付けて雨の来る前に屋根屋さんを呼ぶためには、能率の上がる良い足場として小屋組みをデザインします。図面はお客さんのためのものですけど、重い資材を抱えながら屋根面を歩く大工さんも大切なお客さん。工事中は安全な足場として完成後は見上げて楽しめる意匠として構造デザインを工夫しています。
こんな風にどんどん足場を広げながら、屋根面全体を安全な足場化してゆきます。この後に厚物合板を荷揚げして敷きますから、45×60の根太&垂木の存在は荷置き場の自由度も上がります。
45×60を落とし込む際にわずか一分(3mm)の面取りが嬉しい。こんなところにもCADオペいえいえ・・プレカット棟梁の優しさを感じます。
最近のトレンドは高性能GWの20kg/m3化。従来の16kgだと柔らかすぎてきれいに入り難い。そこそこ価格もこなれてきたので自分の現場ではほぼ20kg/m3になりました。
今日は松岡直也で行きましょう