2022年9月30日金曜日

藻岩の家 外部ディテール確認

 

ふと気付くと・・北海道も秋の色が濃くなってまいりました。本日は付加断熱で厚みを増した外壁特有のデイテールをチェックしました。断面的に窓のラインと通気層をずらすという選択肢ができる付加断熱。もう20年近く取り組んでいるんですけど、おかげさまで様々な部位やケースを前提に雨仕舞&雪仕舞&凍結仕舞の完成度が上がってきました。

窓上部のシーリングと窓上の通気層の納まり。なぜ目の細かな通気部材を使うかというとずばり蜂対策

見付に対して直行方向に隠すシーリングと水切りの納まり

軒先は薄くシュット跳ね出して

1階に飛び出した下屋の防水立ち上がりと通気層の納まり。

シート防水の株の板金加工。赤塚板金さん・・すごくきれいです。ありがとうございます。

ふと見上げると秋の空です・・

今日はTWICEね~



2022年9月17日土曜日

藻岩の家 気密測定

 

9/16は「藻岩の家」の気密測定でした。結果は開始早々5分で測定終了・・結果は最高の相当隙間面積C値:0.1cm2/㎡。10年くらい前は測定屋さん呼んで2時間くらいはファン回して圧掛けたまま・・隙間を探してましたね。線香焚いたりなんかして/笑・・現場のみなさん素晴らしい結果をありがとうございます。やっぱ飛栄建設さんですよね~。

測定をお願いして10年以上にもなるタギ先生

機械も凄く進歩して測定が早く楽になりました。

今日はIUで行きましょう








藻岩の家シート防水工事

 

二階のテラスデッキの下に物置を作りたい。当然ながら二階デッキの床はスノコ床なので・・そのままだと下の物置に雨漏りしちゃう・・・そこで、スノコ床の下にチャチャッと屋根を作りたい。そんな時にシート防水は大活躍します!の図。

全くの0勾配シート防水の屋根の登場で・・長年の泣き所だった内樋が不要となり理想の陸屋根に近づいた。屋根の平面形の真ん中にRC造の塔屋よろしく物見塔を突き出しそこから屋上に出入り可能。
水平な屋根は板金屋さんの資材置き場だったり、なんせ高所の作業は安全で楽・・このシート防水の0勾配屋根。間違いなくこの半世紀で最高のゲームチェンジャーの一つだと思う。開発者の小室先輩に感謝!

ポリフィアって凄いですね









2022年9月9日金曜日

藻岩の家 板金工事

 

壁の断熱が厚くなったために、窓は引っ込み彫りの深い印象となった300mm断熱の家たちもちろん「藻岩の家」も同様です。

本日はいつもお世話になっている(有)赤塚板金工業さんのお仕事を拝見

こちらは基礎のコンクリートと木壁の境界を見切る腰水切り。普通は見付寸法(折り曲げて正面に見える寸法)が40mmとかなんですけど・・山本設計の場合は15mm。細くて華奢に見えますが、板金を二枚合わせにして強度を出しながら加工していただいています。

こちらはお馴染み薄く跳ね出した庇の先端。この後採寸しきれいに包んでピシッと納めていただきます。

こちらは窓下の水切りです。壁の中に水が入っても大丈夫なように両端部を立ち上げた納まりです。仕上がると立ち上がりは外装材に覆われて見えなくなりますが隠れているところに一杯工夫が詰まっています。

こちら側が北西側の窓。壁より窓が引っ込んでいる様子が分かると思います。板金色はサッシに合わせて黒です。

本当に毎日が早いなあと思います。山はもう秋の気配がし始めました。

今日はMETAFIVE・・オリジナルはYMOだけど最高です