2025年12月4日木曜日

南6条の家 2025.12.03

 

「南6条の家」にて、エアコンを納める塔屋を足場から見る。防水はシートの0勾配。中央の2本がパッシブ換気用の煙突、右の円盤が24h換気の排気口。塔屋の左側の小庇はハイサイドライトの上部を覆う。塔屋内に日射熱を取り込むことでエアコンが停止しづらいように、また過低温による結露から躯体を守ることを考えました。

通りから見た風景はこんな感じ。窓が少なくて殺風景に感じる人もいると思いますが、実は家の前におなじみ二台分のカーポートが建ちます。要は車から降りて雨や雪に当たらずに自宅に入れる動線です。
こちらは南側の大開口。建て主さんのご要望に従って窓の上には深い庇を設けました。庇の存在って建物がヴィジュアル的に安定することはもちろん、もう一つの理由は昨今の異常な暑さ対策。従来の北国型エコハウスの常識である冬の日射熱取得の最大化(南面大開口)だけでは夏が暑すぎてたいへん・・残念ながらここ10年ほどの間に一般的な庇のない四角い家は地域の実情にどんどん合わなくなってきているということなのです。

そんな理由で、庇のない箱型から庇のある箱型に姿を変えたのが「南6条の家」。冬の暖かさはもちろんのこと、日差しの強烈な夏場も家に入る日射を減らして、しっかり冷房が効く室内環境を作ります。

今日はLexington Lab Bandでデフレパードのカバーなんていかが


本物が聴きたい人はこちら・・