2021年9月14日火曜日

グッドマン換気口

 昨日、いつもお世話になっているパネルヒーターのPSさんのことを書いたら「ところでヒーター上のBOXはなんですか?」というメールを頂きました。毎度ながら・・というか最近特に「そこっ!」ってところに食い付いていただいて誠にありがとうございます。(笑)


実はこの「南沢の家」築30年の家で間取りがまだ「寒さを解決できていない時代」のもの・・要は寒い玄関やホール、階段といった共用部に対してすべての居室が間仕切り壁とドアで仕切られる一般的なスタイル。間取りは気に入っていて変更はしないでほしいという要望を前提に・・現在の断熱建物の水準に引き上げるのが私のミッション。もちろん断熱改修が目的なんでメインは開口部を含む「断熱」なんだけど単に窓やその他を断熱強化するのは間違い。っというか副作用の方が大きくて危険・・ご存知「計画暖(冷)房」と「計画換気」をどうやって改修後の断熱レベルに最適化させるのか?/但し閉鎖的な従来の間取りのままで・・っていうところが計画上のキモなんです。はなから開放的な間取りならいつも新築でやるような給気と排気をまとめたスタイルで解決できるけど・・部屋どうしが仕切られて独立しているような保守的な間取りの場合は・・各室独立して使えるパッシブ換気とその給気予熱を考えないといけない。

もちろん中間期は機械換気併用となるのでその時は給気口としても使えないといけない。そんな理由でパネルヒーターの上部近辺に給気口を配置するのが輻射式暖房の代表的な計画手法なんです。もちろん給気口は冬場、単独で給排可能なもの、中間期や夏季は専用給気口となるものをチョイスしています。

グッドマン換気口 http://www.kankiko.com/goodman.html