今日は玄関ドアのお話しです。
断熱性能の高い玄関ドアがまだ少なかった時代、風除室の要望が高かった。理由はシンプルで寒さの厳しい地域にとって玄関は最も冷えやすい部屋であり、人の出入りの際に入る風(寒さ)を少しでも防ぎたいとの思いからであった。
もう一つは玄関ドアの防犯性が向上したこと。今から約20年前の2000年代前半は防犯ドアが登場し、破壊されにくい高強度丁番や強化デッドボルト、プッシュ式サムターン(室内側の開錠つまみ)、二重ロック等が玄関ドアの標準スペックとなった。
こうして断熱性能と防犯性能の向上した玄関ドアの登場によって風除室のニーズは減少し、結果的に北国北海道の玄関周りはスッキリと見えるようになった。
ユーロトレンド玄関ドアHP https://www.prairie.co.jp/product/eurotrend_g.html
「南幌まちなかの家Ⅳ」の玄関ドア。元々はスウェーデン製のドアが元祖だが、国内用にレバーハンドルや鍵は国産の美和ロックに換装されている。写真はプッシュ式サムターンの様子。蓄光素材が使われて暗闇でもつまみの位置が分かる。
第二ロックは通常のサムターン
デッドボルトは切断にも強い鎌形
レバーハンドルは美和の定番50型。伝統あるシンプルな造形は古さを感じません。
美和ロックHP https://www.miwa-lock.co.jp/
可変丁番はASSA ABLOY製。こちらは本国の仕様です。木製ドアですから、使用による乾燥収縮で丁番調整が必要になります。また丁番切をされてもドアが引き抜かれないようにフックまで付いているのは安心です。
ASSA ABLOYジャパンHP https://www.assaabloy.com/jp/ja
今日はLaufeyなんていかがでしょう