2015年12月18日金曜日

北大で講義

12/16(水)は北海道大学で講義をさせていただきました。この取り組みはユニークで毎年、社会人講師を招いて、企画や運営も全て学生の手で行われます。昨年もお誘いただいたご縁で今年もお声が掛かりました。講義の後は森先生と考えている光りシュミレーションソフトの報告を院生さんからいただいて大満足。自分の狙ったとおりの光環境が室内で再現できているのかどうかを確認できました。環境建築を考える上で室内にどのくらい光を入れるのか?どこまで入れるのか?はとっても大切。光を目盛りにして熱や明るさも判断するのが計画なのだからこういった検討ソフトが手軽になるのはとても楽しみです。

「平和の家」の周囲の街並みまでPC上で再現し、四季を通じた光の状況をシュミレーションします。

角地の「平和の家」の敷地状況がよく分ります。

春夏秋冬における各時刻のごとの室内の明るさの状況を示しています。これにより暗すぎたり、明るすぎたり、熱すぎたり、寒すぎたりという日射による影響を計画段階で掴むことが可能になります。こんな風に環境的な設計スキルが進んでいるのも北海道の特色です。