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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2013年4月17日水曜日

実施設計


新年度を迎えたと思ったら...あっという間にもう4月も半ば、さてみなさまいかがお過ごしでしょう?私はといえば、現在実施設計に突入!どっぷりと濃厚なものづくりの時間を毎日過しております。間取りの検討を目的とした計画図に対して実際に建設するための図面である実施図。それを書く作業が実施設計なのです。各設計者それぞれに実施図面は個性が出て面白いのですが、私の場合は断面図おたく...と自分で自負するくらい断面図を大切にします。建築の図面は基本的に断面図の一種がほとんどですが、地面と並行に建物を切断し上から眺めた図面を平面図。いわゆる間取りの図面、それに対して地面と垂直に建物を縦割りした図面を断面図と呼びます。より詳しいものを矩計図(かなばかりず)とか断面詳細図なんて呼びますがそれを書く前になんと言っても大切なのが断面図なのです。中でも私が最も最初に手をつけるのが階段と玄関。要は床の高さが異なる部分です。次には天井の高さを変える部分。特に近年は照明を建築化し光源が直視できないように工夫した内照式照明のリクエストが多いために様々に天井を工夫し照明を隠す場所を見つけます。もちろんその照明で照らし出す天井自体のデザインも大切。天井の高い広々とした空間を演出するためにはその空間そのものよりもその一つ前の空間が大切。要は前室の天井を少し低めておいてこそ、メインの空間の広がりが際立つのです。特に住宅で20畳を越えるような大きさのLDKなどはこうした仕掛けをしっかり図面に忍ばせておかないと、完成時にどうもしっくりときません。

いつも使う階高(1階床~2階床までの寸法):2.7mではなく今回は18cm高くして2.88mとし、1階の天井をより高く見せるように工夫します。

さて、5月の着工に向けてまだまだきつい実施設計は続きます。おそらく図面は約40枚程度。手書きの頃に比べるとコンピューターによる作図支援システム(CAD)の発達で多少は作業が楽になりましたが、その分つくる空間の質や求められる水準も上がったので思ったほど実感はありません。さて明日は構造図に突入。またまた頑張りましょう!(笑)

今日の作図のお供はシューマンなんていかが?R.ルプーのピアノも素敵です。