2010年9月16日木曜日

南あいの里の家 基礎天端均し

とび職が足場を組み立てると、もう直ぐ建て方(土台を敷き柱を立てること)が始まります。本日はその直前の作業です。
30年前の木造に比べ大きく変わった点に精度の圧倒的な向上が挙げられるでしょう。現在は建物の骨組みをコンピューター制御されたNCルーター(継ぎ手、仕口の加工機械)で工場加工することが多くなってきています。当然ながら精度は1mmの範囲を下回ります。あまりに土台や柱の精度が高いので基礎の表面を極力平滑にしておく必要が生まれます。さらに北海道独特の工法である基礎断熱工法の場合は土台の下に外気の進入を遮断する気密ゴムパッキンを敷き込みますのでここでも水平性が求められるのです。写真は、レーザー水準器で高さを揃え基礎の天端を水平に研磨しているところです。
部分的に水平を確認しながら研磨を進めます。
研磨終了はこの状態です。

足場から見ると基礎の全景が見えます。床下のコンクリートの下には10cmのポリスチレンフォームと防湿ビニルシートが敷きこまれています。