今日は「藻岩の家」のキッチンの打ち合わせ。担当していただくのはもちろんクリナップのキッチンスペシャリスト石川さん。
今までほとんどの家のキッチンを作っていただきました。クリナップさんといえば水廻り総合メーカー大手として数々の定番を生み出してきたキッチン業界の老舗。クリンレディーやSS、ステディア等々・・一度は名前を聞いた人も少なくはないはず。
そんな数々のカタログモデルが有名なクリナップさんの中にあって石川さんの所属するのはオーダーキッチンを専門とする特別な部署。北海道の白樺で美しいキッチンを作りたい。せっかく家を建てるんだから住まい手さんにはそんな地域色溢れるキッチンを毎日使ってほしい・・そんな建築家のわがままを嫌な顔一つせずに聞いてくれて、白樺のキッチンは生まれました。
特に最近は木に対する好感度が上がって住まい手さんもすごくセンスの良い人が増えました。ひと頃の・・木は狂うとか汚れる・・とか以上に一つ一つの木目の違いや床やインテリアとのバランス。一点豪華主義よりもトータルな上質さに関心が集まっているようでとても嬉しいです。
ひと頃のコロナの緊張感が少しだけ和らぎ、週末のショールームには賑わいが戻りつつあります。今さらながら・・疫病や戦争のない平和な社会のありがたさを感じます。現場を担当していただいている飛栄建設の松田さんにも一緒に付き合っていただきキッチン選びは進んで行きます。
今やキッチンの天板も様々な仕上げのステンレスや人工大理石以外にセラミックや木製まで幅広く選べます。一部はカタログモデルの部品を使いそれ以外はカスタムのような作り方もできたりして凄く選択肢が広がりました。写真はステンレス天板の磨き方に対するレクチャーです。仕上がりは美しいものの傷に弱い加工とかあえて傷つけることで使用後の傷が目立たないとか、そうした両者の融合とか・・私も迷っちゃいます。
これからもぜひ素敵なキッチン作りに挑戦したいと思っています。
常盤の家2020
桂岡の家Ⅱ 2021
新琴似の家Ⅱ 2019
菊水の家 2010
今日はHSCCなんていかがでしょう