自己紹介

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札幌市, 北海道, Japan
はじめまして。 北海道、札幌市で設計事務所をしています。 暮らしに最も近いものづくり「建築設計」 地域色豊かで環境的、使いやすくて長持。 そんな暮らしのデザインが大好きです。 社会の悩みを建築デザインのテーマにすると面白い! そんなことを考えながら今日もスケッチしています。建築(暮らし)のお話しあれやこれ... どうぞお楽しみ下さい。

2013年6月18日火曜日

発寒の家 計測開始

実は5月のブログhttp://ako-re.blogspot.jp/2013/05/blog-post_18.htmlでもご紹介した東京大学の前先生にこの度「発寒の家」の温湿度計測をしていただくことになりました。今回は大学院生二人と測定器を取り付けに来て頂いて長期に渡る測定の開始となります。さてどんな結果となるやら、私も少し緊張しますが別の見方をすれば、こうした温度計測の機会を増やすことで感覚と現実の差を埋めるなんとも得難い機会になるのではないでしょうか。多くの設計者の中には自らの考えが覆されるのではないか?実は大きな勘違いが暴かれるのではないか?と不安に感じる人も少なくないと思います。中には「数値やデーターでなにが分かる!」と怒る人さえいるでしょう。しかし客観的で的確な指摘や評論の存在は、いつだって物事を良くするためには欠かせないものです。自分の考えが正しかったことよりも、そうではなかった事実や原因を知るほうが何倍も次の建築が楽しみになります。 

写真上は南側の大開口から一定距離毎で水平面照度がどのように変化するかを見ているところ。窓際では4000ルクス以上とたいへん明るく、明るい室内を好む北海道スタイルの室内。
次に意外だったのは、外付けブラインドを調整することでスラット(ブラインドの羽)に光を反射させ、天井面で拡散させることで窓の近くから部屋の奥まで、ほぼ同じ照度が簡単に得られること。実際の生活で言うと、遮光、遮熱しながら暮らしに必用な明るさは部屋全体でほぼ一様に確保することが出来る。冬場の低い太陽光の日射遮蔽が主な目的だと思っていた自分には意外な発見。従来、部屋の中を一様な光で満たすためには曇りガラスや障子のように入射する光を拡散する建具を使うのが一般的でしたが、今後はもう一つ方法が加わりました。

一番の興味はやはり冬場。「発寒の家」は機械換気と自然換気、二種類の方法で換気が選べるように考えてありますが一年を通じてどちらが北海道に最適か?客観的に比べてみるよい機会だと思います。

今日はグリーグなんていかが? http://www.youtube.com/watch?v=KNc5z2nu4MQ