3/29(土)より解体屋さんが入り、「北郷の家」の性能向上改修工事がスタートいたしました。まず手始めに解体するのは室内から。現場を担当していただく飛栄建設さんより二階の梁組が見えますよとのご連絡を受けて現場に行ってまいりました。
1階の壁を解体し、天井仕上げを下地と共に解体し二階の床組みがあらわになりました。大変幸運なことに、当時の構造図が残っておりその図面と現場を照合して違いがないか確認いたしました。結果は概ね図面通りの梁掛けがなされていましたが、当時の梁のサイズが現在の水準に比べると約80%程度の断面しかなく、床の剛性が上がらないので補強する予定です。
こちらはユニットバスの天井裏(屋外の空気が入る小屋裏)の様子です。浴室の湿気が小屋裏に逃げてグラスウールに黒いダスティングの染みを残しています。黒くなったGWを見てカビ?・・という人がいますが、この黒い染みの正体は塵と湿気を含んだ空気がGWを通り抜けた際に残る痕跡です。
昔の建物の特徴は熱環境的には半屋外となる、床下や小屋裏に部屋の一部が接しているところ。当然、この浴室は天井が小屋裏に接していますから、室内は寒かったと思います。
今のところ、室内から見た限りは有害な腐食や傷みは見られません。最終的には外壁を剝がしてみないと分かりませんが、現状では比較的きれいな状態です。
梁と梁の交差部分は羽子板ボルトが使用してあります。それ以外の金物はかすがいと釘、筋交プレートや柱脚金物は年代的にまだ使われていません。
今日は久々にHSCCなんていかがでしょう