2016年6月11日土曜日

ニセコの家 外装工事

先週は天気のよくなかったニセコ。でも雨が多かった分、敷地周囲のイタドリはどんどん伸びてこんな感じに。

すっかりお馴染みになった窓が壁より引っ込む納まり。板金屋さんの協力で窓下の水切りも年々かっこよさが増しています。窓が内側に引っ込むと窓枠の表面温度も上がって結露に対して強くなります。北海道でも未だに窓枠が壁より飛び出す納まりが多いけどほんとうはこんな風に断熱で厚みを増した壁に埋め込むように取り付けるのが標準工法になってほしいと思います。

北海道屈指の超豪雪地帯であるニセコ。屋根に積もった雪は基本的に落としたい。というのが今回のコンセプトの特徴。その際に落下した雪の破壊力で建物の足元が傷まないように雪は壁から1m50cm跳ね出したところに落ちるように軒先を長く出したい。でも普通の華奢な軒先じゃすぐに雪の重みで折れてしまう。そこで考えたのが最初の写真のようなトラス構造の頬杖。通常はこの頬杖を外部に出してデザインすることが多いのだけど雨仕舞いを考えて「ニセコの家」ではこの構造体を外壁材で覆ってしまいます。すっとくちばしを伸ばしたように見える特徴的な外観ができました。
 
さてさて少しづつ天候も回復してきたのでピッチを上げて行きましょう!(笑)
 
今日はアヴリルなんていかが