銭函の家の窓には全てガラスが入り、雨風をしのげるようになりました。断熱工事も外貼りから室内に切り替わり引き続き進行中です。しかしこれが難関。外側断熱としてスタイロフォームを100mm貼った後に内側から壁に200mmの断熱材を施工しますが、今までの写真でご覧になっている通り、銭函の家は大きな窓だらけ、さらに室内には間仕切壁が極端に少なく、3階建てで構造計算を要求され、おまけに通常より25%も大きな地震力に耐えねばならない(構造強度割増)というわけで、断熱しながら木造で許される最強の壁倍率(5倍)の壁で外周部分を補強せねばなりません。要は構造用合板で内と外から柱を挟むわけです。まあ文字にすると難しいので写真を見てください。
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奥行き210mmの柱:グラスウールが200mm入ります。柱の外には、先日の45mm厚さのトリプルガラスが張り付いているのが見えます。
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まず100mm入れたところ。柱の巾はあと100mm残っています。
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100mm入れて内側から構造用合板を打ち付けて壁倍率を5倍まで上げます。
上部のスリーブはパッシブ換気の壁付け排気口です。
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外壁の厚さは40cmを超えてしまうので、窓の下にはアルミの水切が入ります。水切の奥行きを見ても壁の厚さが分かっていただけると思います。これでも壁の厚さは、北海道の同業他社よりもかなり薄いほうなのです。
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風の強い土地柄と、見上げたときに窓の上の通気層から木の胴縁が見えないようにイーブスベンツを組み込みます。