2024年10月4日金曜日

福井の家 屋根断熱工事

 雨との戦い・・バタフライ屋根の屋根構面(厚物合板)を貼ったら、そこからは雨を追い越す勢いで屋根の外張り断熱がスタートする。晴れが続く季節は下地組に時間を掛けられるGWによる屋根断熱も可能だけれど、今回は秋口の雨季に掛かること。札幌版次世代住宅基準のプラチナグレード取得のためにGW換算で約43cmの屋根断熱が必要になる理由からXPS(D種)による屋根断熱とする。熱橋部の処理、端部の三角部材の準備、設計+プレカット+そして現場の息が合わないとスピードは稼げない。昨日の夜半から朝方にかけては生憎の雨・・・ブルーシートによる雨養生もバッチリです。棟梁そして大工のみなさん、ありがとうございます。

高い気密性能を達成するために必要となる黄色の防湿&気密シート。接合部分は所定の重ね巾を取り、安全を見て接合部分は更に白い気密テープにてテーピングします。

屋根勾配の切り替わるところには三角形の隙間ができます。そこをウレタン充填で熱橋とならぬように処置を行います。
代表的なボード状断熱材であるXPS(押出し法ポリスチレンフォーム)だが一般的なB種や高性能のC種ではなく最高性能のD種を用いて屋根断熱を行います。。

勾配の切り替え部分にはソフトウレタンを先打ちし三角形の隙間に空気が走らぬよう十分に配慮します。

1層目は縦貼、2層目は横貼のように木材の交差部分(熱橋/ネッキョウ:熱の逃げ場所の意)は極力小さくなるよう下地組を工夫しておきます。

ちなみにこのXPS(D種)200mmで高性能GW340mmに相当する。この上にさらにD種を重ね貼りし最終的には高性能GW約430mm相当の屋根断熱とします。

写真は昨日の夕方の様子。夜半からの雨に備えて大型のブルーシートで完全に雨養生して、その日の作業は終了です。
今日はABBAのカバーで・・いいすよ/笑