釧路の家Ⅱはコンクリート脱設の3回目が終了。基礎周囲は設備配管を完了し埋め戻しを終えました。
釧路の家Ⅱは環境の時代に合わせ進化させた布基礎を採用しています。現在でも道内の木造住宅の布基礎は上図の右側が一般的です。各地域ごとに定められた凍結深度を守り掘削ラインをジグザグに変えながら基礎のある所は深くそれ以外は浅く地面を掘って基礎工事を進めます。当然ながらより寒い地域は深く掘る部分が多くなり・・その分廃土量も増え、処分費も掛かります。もう一点はコンクリート量も寒い地域の方が基礎が深い分だけ余計に掛かるのです。
そこで上図の左手のように改良した布基礎を当事務所では2022年(ウッドショック)以降は採用しています。スカート断熱と呼ばれる技術を用い、地域に関わらず凍結深度を軽減します。釧路市の凍結深度は地表より1mですがこれを札幌圏のように0.6mまで40cm軽減しコンクリート量と廃土量を合わせて節約します。
こんな風に文章にすると簡単ですが、作り手的には大変です。基礎屋さんのほとんどがこうした外周部L型のスカート断熱に慣れていませんし、普段とは異なる仕事への不安も大きいからです。そこで欠かせないのが現場監督さんのリーダーシップ。もちろん本人もスカート断熱に十分な理解がないといけませんし、何より現場の空気を未経験から来る不安から新たな技術への興味に変える力が求められるからです。
スカート断熱設計施工マニュアル
釧路市の凍結深度
脱型後にはウレタンにより基礎断熱の隙間を丁寧に補修します。
水平のスカート断熱と垂直部分の取り合いも極力コンクリートが出ないようにウレタンによる充填が行われています。
埋設されるスカート断熱部分も同様にウレタンで隙間を埋めて頂きました。必要度としてはそこまで高くありませんが施工者の細やかな配慮は嬉しく感じます。
埋設されてしまいますがこんな風に少しづつ浸透水に対する水勾配もとって仕上げて頂きました。

こちらは玄関ポーチ部分です。
玄関ポーチの下にはまず防湿層として厚手のPFフィルムを敷き
凍上防止の観点から前面に断熱材を敷き込み土間コンを打設します
今日は加藤ミリアなんていかがでしょう







