2010年10月22日金曜日

I LOVE アシュケナージ

みなさんはピアノが好きですか?
少しだけ天井を高くすると響きがよくなります。
特にPA(電気的な音響設備アンプ+スピーカー等)を使わなかったころの音楽。
室内楽やピアノソロなんかは長めの残響も音のうちなので吹き抜けの下で聞くとよいですね~。

さてショパンといえばポリーニ。そう世紀の巨匠マウリッオ ポリーニがメジャーですね。

でも私の好みはアシュケナージ。ロシアのピアニストです。
特に彼の場合は力強さ溢れる若いときの音がいいですね~。
前者ポリーニがひたすら華麗一直線なのに対してアシュケナージは力強さ。

まあ一緒にお付き合いください。

ひたすら華麗なるポリーニ
http://www.youtube.com/watch?v=EXS5c6TXhKo&feature=fvwrel
  
これでもかっ!アシュケナージ 
http://www.youtube.com/watch?v=WpZr_cbYbXo&feature=fvw

二つが別のものに聞こえるのは私だけ??(笑)

対 談

先日、いつもお世話になっている住宅通信社の坪田記者、弊社プロジェクトの建築物理を担当していただくことの多いDr.タギ氏と対談を行いました。北海道も2000年をピークに人口減少時代に入りましたが、電力の使用量をはじめCO2の排出量は依然増加の一途をたどっています。悩ましいのはその主な原因が私たちの暮らしの中にあること。すなわち暮らし分野である住まいからのCO2排出に有効な歯止めが掛からないことです。一見、高断熱高気密化され消費エネルギーを大きく削減したかに思える北海道の住宅ですが、生電気を多用するオール電化の普及や暖かさには十分でも低燃費の観点から見るとまだまだ不足している断熱水準が災いしトータル的なエネルギー使用量は年々増加しているのが現実です。対談では今後必要となる北海道スタンダードの住まいについて建築物理及び設計の立場から様々に意見交換を行いました。


たとえばグラスウールで壁30cm、屋根40cmといった断熱が主流になると年間を通じて暖房に頼らずとも18℃~30℃の室内温度を維持できる事が分かっています。断熱主体に建築を考えることで年間の室温変化は穏やかになり、結果として冷暖房設備で制御することもさらに容易になります。当然ながら必用とされる設備の大きさやコストも壁10cm断熱が主流の現在と比べて遥かに小さくできるのです。四季の変化に富み長く厳しい冬が特徴である北海道においては年間を通じて室内を穏やかで快適に保つ必要に迫られます。そんな地域性との相性を考えると、機械設備主体の方法論よりも断熱主体の方法論の方により多くの可能性を感じます。

これは提案ですが、暖房設備に頼る方法を現在まで続けてきたのだから、これからは断熱主体の方法を試してみる時期に来ているのではないだろうか?
みなさんは「厚い断熱と小さな暖房」の未来、どう思いますか?

2010年10月20日水曜日

Mr.ラインハルト

昨日、バレーマ社のラインハルトさんが事務所まで来られました。バレーマ??とお思いの方も多いと存じますので若干補足をすると、銭函の家の3階部分の日射遮蔽に使った外付けブラインドのメーカーさんです。当初は極力北海道の製品で作ろうと考えたのですが、外付けの日射遮光ブラインドだけはどこも作ってくれるところがなくて最後まで難儀いたしました。一時、オーニング(遮光テント)とも考えたのですが、風対策や紫外線劣化のことも考えると国内の製品では選択肢が無いことが分かり、バレーマ社の製品を採用させていただいたのがご縁です。結果は以前の日記にも書いたとおり絶大(http://ako-re.blogspot.com/2010/10/blog-post_5404.html)で、使い慣れるとカーテンよりも便利なくらいです。

銭函の家、南側の外付けブラインドの様子。左のように完全に巻き上げてしまうことも可能。強い風の中でもがたつかず動作も正確。

アジア極東地区の営業部長という立場のラインハルト氏、銭函の家は、外付けブラインドの北海道第一号、菊水の家は第二号になります。通訳謙日本輸入総代理店エーデルジャパンの白田さんと菊水及び南あいの里の家の開口部の設計と施工を担当する㈱エンヴェロップの鎌田社長とドイツの話しで盛り上がっています。今後製品の採用や両国の技術交換で北海道の建築も大きく発展するでしょう。確かにインターネットは世界をずいぶん狭くしたみたいです。
㈱エーデルジャパン http://www.edel-bm.co.jp/top.html

2010年10月19日火曜日

東札幌MS2  解体工事

マンションリフォームの第二段が始まりました。今度は一回り大きな間取りです。前回の第一弾の現場と異なり、竣功以来一度も大規模リフォーム履歴はなし。今回は36年ぶりに床、壁、天井を大規模に改修することになりました。床を現況のクッションフロアーからフローリングに張り替えるために床を解体したときに目に飛び込んできたのが上の写真です。なんと竣功当時のゴミがたくさん床下に.....。こうしたことを目にするたびに悲しく複雑な気分になります。名前を聞けば誰でも知っている有名なメーカーのマンションでもこの程度。この状態を見てきっとみなさんはなんと手抜きな大工だろうと思うでしょう。現場監督の目を盗んでごみをそのままにするなんて許せない!と思う方も多いと存じます。しかし別の見方もあります。当時36年後に床を解体すると思ったでしょうか?ストック型社会が来ると思っていたでしょうか?時は1974年。前年に起きたオイルショックで物価が高騰するなか、4年前には大阪万博が二年前には札幌オリンピックが開催されました。街中は地下街と地下鉄工事がいつ果てるともなく続き、郊外には膨大な住宅街が作られた時代でした。時代の風は右肩上がり、遥か彼方の中東の戦争で多少物価が上がろうとも日本はすでに経済+技術大国。心配ないさ。といった、どこか楽観的な空気が社会にはありました。
2010年現時の7倍を越える金利の中でサラリーマンは郊外に土地つき一戸建てのマイホームを持ち25年のローンは20年で30年のローンは25年で元金+金利を完済できた時代でした。支払い後は捨ててもいいや。今の家ってそもそも25年も持つものなの?私の同世代の方ならこんな時代の空気感分かっていただけますよね。(笑) 
30年以上家がもったら日本の経済駄目になっちゃうよ~。大手ハウスメーカーやデベロッパーが倒産したら大変だよ~。街には失業者が溢れちゃうしさ~。そうよ消費しなきゃ社会にお金が回わらないんだからさ~。むしろ長持ちしてもいいことなんてないわけよ~。建物の価値は減価償却!わかるう~っ?新築のときは価値が最高で10年経ったら価値はないのよ~。くさらない土地と建物は違うんだからさ~っ、それが日本の法律なんだもん。

つくることよりも壊すことでなりたつ社会。古いものに価値なんてないんだからよいものなんて作る意味がない社会。つい先日まで私が住んでいた街のお話しである。恥ずかしいかなノンフィクションである。今よりずっと景気はよかったけどすごく悲しいと思わない?当時だって日本はものづくりの国だった。

みなさんの街はどうですか?

はたして大工一人、現場監督一人の手抜きがほんとうにこの建物を生み出したのだろうか?

ちなみに最近のクライアントさんは、山本さん長く住めるもの、ずっと使えるものを設計してくださいね~という人が多い。会社的には厳しくても私はそちらのほうがなんだか健康的で好きである。

床はことごとく斜めである。床の張替えのはずが、作り直しになってないか~??

まってなよ~お客さん。きっちり作ってあげるからね~っ。

2010年10月16日土曜日

南あいの里の家 屋根工事

南あいの里の家の屋根は二重構造になっています。前回ご紹介したトラスの外側に断熱をしてから、もう一度その上に屋根をつくります。昔は屋根を一回で作り、天井を水平に貼って天井裏に断熱材を吹き込んでいました。結果として天井裏は使えない空間になってしまいます。しかし構造材の外側に自由に断熱することが可能になると室内から見て斜めの屋根なりの天井が可能になります。


屋根の断熱材の上に透湿防水シートを貼り垂木で屋根を掛けている様子。垂木の間が通気層となり結露から小屋組みを守ります。

垂木の間の通気層の拡大写真遠くに見えるのが屋根の頂上になります。

棟梁が加工しているのは屋根の表情を決める破風。今回は勾配に対して45°内側に倒して納めます。

拡大写真です。最後にはステインで黒く塗装されて仕上げとなります。

妻側の軒の跳ね出しは1.5mです。

2010年10月15日金曜日

トラス万歳!

南あいの里の家の屋根はA型トラスをクレーンで吊って作りました。最近はめっきり少なくなりましたが実は私、この木造トラスを復活させることにかなり力を入れています。本日は番外編としてトラスをクレーンで吊っている様子です。トラスの長所は基本的に下に支えが要らないことです。南あいの里の家ではトラスの脚の間(スパン)は6.4m。要は巾6.4mの体育館のような構造です。将来的に間仕切りの変更が必要になっても、かなり自由に間仕切壁を動かすことが可能となります。

A型トラスの-部分が引っ張り強度を負担して脚が開くことはありません。

でも60年前の方がもっとすごいんです。なんと学校建築では当時伝統的和小屋(梁材に曲げ力が作用する伝統的な小屋組み)ではなくて木造によるトラス構造が花盛りでした。トラスのスパン(三角形の底辺の長さ)は10mを超えることも珍しくはありませんでした。

写真はアルテピアッツア美唄(旧 栄小学校:1950年開校)のトラス小屋組みです。
さらに今日は特別大公開。下の写真は増毛小学校の体育館です。どうです!壮観ではありませんか!1936年竣功今年で築74年になります。

オーマイガッ~ド!いったいどうやって組み立てたんだい!最近思うのですが歴史から学ぶことはほんとうに大きいと思います。ぜひもう一度大規模木造の復活を願いたいです。

外観もすごく大きいです。ほんとうに木造かい??と思いませんか?

2010年10月12日火曜日

菊水の家 建て方工事

菊水の家の建て方工事が進行中です。ご覧のように1階より2階が大きく跳ねだす構造になります。木造ではなかなか難しいのですがここでも構造設計のJ建築システムさんに頑張っていただきました。


街中の現場なので隣家と距離がありません。かなり緊張します。

今日の空は秋晴れです。正面の銀杏もそろそろ紅葉でしょうか。

2010年10月9日土曜日

南あいの里の家 外貼り断熱工事

昨日より始まった断熱見学会。天候不順の中たくさんのご見学、誠にありがとうございます。本日は、「残念見たかった。」という方のために概略工程を公開しますね~。この壁構造は9cm厚のフェノールフォーム断熱材を下地強度を保ちつつ1回で外壁に止め付けることを目的にしたものです。大工手間を抑えつつ、生産性の高い(速く工事が進む)ことを目的に最低限の工夫で現場が納まるように考えています。今後さらに改良を加えるかもしれませんが現時点では概ね狙ったとおりの結果が出ているようです。ずばり「普及型ノンヒートブリッジ工法」です。今までの外貼り断熱工法の数少ない欠点としてどうしても熱の逃げ道となるヒートブリッジができてしまうことがありました。

冒頭の図面の屋根部分のように厚い断熱材を1回で貼ろうとすると同じ厚さの木材で受けを作らねばならないからです。
そこでまず壁に断熱材の半分の厚さの下地木材を横打ちし、壁と同じ断熱材でパッキンのように埋めながら、3×6版を極力無加工で貼る方法を考えました。張りあがりは非常に精度が高く、外貼り断熱材の継ぎ目にウレタン充填補強がほとんど必用ありません。文章だと難しいので写真で説明しましょう。


9cm厚の断熱材を一回で切るためには4寸(12cm角)角の材木加工用の大丸鋸が必需品です。


北海道の柱材の標準寸法3寸5分角(10.5cm角)用の鋸では2回切りとなって加工切断に手間取ります。

施工の順序は基本的には3工程。まず1:□45受け材を取り付ける、2:ピースパッキンを取り付け、3:3×6版のフェノールフォームを取り付ける。合計3工程の繰り返しで下から上へ貼りあげてゆきます。

1:下地の取り付けの様子。(棟梁照れてます!笑)

2:ピースパッキンを1:の上に風で飛ばないようにテープで仮止めします。

3:切断加工した3×6版を1と2の上に載せます。

4:あて木をして浮かないようにはめ込みます。写真で分かるように断熱材のジョイント部分に木材がまったく露出しない貼りあがりになります。

*:注意 この工法は外壁仕上げ材の重量や外貼り断熱材の種類によりビスの種類や間隔に厳密なルールが必要になりますので、安易に応用する場合は注意が必要です。それらを無視して行うと外壁の剥落等の事故につながりますので十分ご注意下さい。
資料提供:Team南あいの里 写真:山本亜耕

2010年10月8日金曜日

銭函の家 定期点検

本日は銭函の家です。空は秋晴れです。

屋根に50cm、壁に35cm、窓は特製のトリプルガラスを用いた銭函の家では南面の3階は、外付けブラインドなしでは暑くてたいへんです。建て主さん曰く「必需品ですねぇ~。かなり使い方に慣れました。」とのことです。全国で最も寒い北海道において、長年の悩み事であった寒さを取り除くと、今度は日射に対する遮熱デザインが俄然大切になってきます。夏至の太陽高度に合わせた庇だけでは、室内に流入する日射量を抑えることはできません。なぜならば夏至以外の日(それが2月であっても)の日射量でさえ室内をオーバーヒートさせるのに十分な熱量になるからです。仮に室内にブラインドを設けると、そのブラインドが加熱して即席のパネルヒーターと化します。日光は遮っても暑さは防げなくなります。物理の時間に習ったように、熱は伝導、対流、放射のどれかで移動をする性質があります。放射熱を運ぶ長い波長の見えない光、すなわち赤外線をいかに室内の外で遮断しその量をコントロールするか。設計者には熱に対する興味と理解が欠かせません。こうした太陽光の入射制御のノウハウが向上すると、放射冷却現象でからりと晴れたすごく寒い朝から太陽光だけで暖かく過ごせる家ができるでしょう。これからの北海道の家には高断熱とともに可変性の高い日射コントロールの工夫を盛り込んでほしいと思います。そしてなにより家人の使いこなす知恵に期待したいと思います。

10月のお昼ごろの影。太陽高度の低い時期に合わせた横長の窓をもっている。北国の太陽は冬場低い高度をほぼ水平に動く。冬場の室内日射量を増やし夏場を減らすためのデザインがこの横長の窓。微調整を外付けブラインドで行う。

ノーベル賞

2010年10/6北海道大学の鈴木章 名誉教授が北海道出身者として初めてノーベル化学賞をスウェーデン王立アカデミーから授与されることが決まりました。もうみなさんご存知ですよね~。同じ北海道に住まうものとして心からお喜びを申し上げるとともに、なんだかすごく元気をいただいた気分です。先生の記者会見でのお話がまたよかった。「私の研究はまったく特許をとっていません。だから世界中の人がだれでも自由に使うことができます。」恥ずかしながら毎日設計で使う薄型液晶モニターも先生の「鈴木カップリング」のおかげとは。無知は罪なりです。先生すいません。(笑)きっと先生は、社会に分け隔てなく研究成果を還元することこそ科学者としての姿勢です。って言いたかったんだと思います。自分は建築家としてどうだろうか?先生とはまったく面識がないけれど、「君の設計は人を幸せにするものかい?」と問いかけられたような気持ちになりました。人生には様々あるけれど、この場をお借りして「先生おめでとうございます。そして元気をありがとうございます。」本日よりまた心新たに頑張ります。

2010年10月7日木曜日

南あいの里の家 断熱見学会

■今後主流となる30cm断熱の見学会

南あいの里の家で10/10日(日)断熱見学会を行います。私と断熱設計担当のDr.タギ氏も10日(日)のみ10:00から現場におります。もしよかったらぜひお越し下さい。(*:現場は危険ですので、関係者の許可なく足場に上らないで下さい。現場内は係員の指示に従って安全帽の着用をお願いいたします。8.9日は積水化学北海道㈱ユーザー様の見学日となりますので一般の方のご来場はご遠慮下さい。)

外部のOSB合板が張られ外貼り断熱の下準備中。

この窓は、どんどん建物が建ちみるみる街になってゆく風景を写すのだろう。

南側は大きく開口が取られている。

性能最高のフェノールフォーム断熱材(厚さ9cm)、驚くべきことに僅か9cmの厚さで北海道で一般的に使われているグラスウール(24kg/m3)20cm分の性能を持っている。この断熱材を壁の外側に貼り、なおかつ壁の中にもGWを充填することで、外貼り側の断熱抵抗値を大きく保ったまま(結露上安全側の設計としたまま)30cm断熱が完成する予定です。

菊水の家 建て方工事

今日の現場は雨も上がって秋晴れです。どっさり材料が届き今日から建て方開始です。土台を敷く前に先張りビニルを敷き、ダメ押しでコーキングを打ち、土台を敷きます。目指すは気密レベル0.2cm2/㎡以下、北方型基準は一応2cm2/㎡以下となっているので×10倍の性能を目指します。

土台の下に気密パッキンを入れる場合、土台の高さを一定にすることが難しくなります。昔の工法では、土台と基礎の隙間から外気を床下に入れていましたが、ここ最近では基礎断熱が普及し床下の温度も室温と変わらない家が多くなっています。その際土台のレベルを揃えつつ、外気が入り込まないようにぴったり納めるのが、大工の腕でもあります。

菊水の家は虫に強いヒバ材の土台を用います。

2010年10月1日金曜日

大好きな曲

皆さんは音楽が好きですか?

今日はお気に入りの曲を紹介します。

近年少なくなった最高のライブバンド

バンドアパートぜひ聞いてください。

higher!

http://www.youtube.com/watch?v=s9c1b6F8ZYA

私の建築もこんな風にありたいものです。

南あいの里の家 上棟完了


見事に上棟いたしました。 U棟梁ごくろうさまです。秋晴れの中、工事は進みます。今日は夕暮れがほんとうにきれいです。



この仕事をしていていつも思うのですが、木造の骨組みって美しいとは思いませんか?南あいの里の家では二階の天井は水平に貼りません。屋根なりに斜めに張ります。A型トラスの-だけが空間に規則正しくリズムを刻むように考えてあります。反面、細身でシンプルな構造で大空間を支えるには構造屋さんとのコラボレーションが欠かせません。今回はJ建築システムさんにトラスを含めて構造を担当していただきました。J建築システムHP http://www.j-kenchiku.co.jp/
長期優良住宅の難関である、構造耐力=通常設計の25%UPに対して真剣にデザインと強度のバランスを考えて工夫を重ね、一見気付かないほどにまで部材をシンプルにしてあります。通常は補強材だらけになるところを、面材を巧みに用いているところはたいへん勉強になります。みなさん実は札幌に木造を専門に解析できる構造屋さんは少ないんです。構造といえばビル物、鉄骨物が普通ですが木造は専門性が高く安心して任せられる人は数人です。最近のニュースでリサイクル性と環境性の観点から公共施設もこれからは木造へという記事を読みました。これを機にもう一度大規模な木造が建てられるようになるといいと思います。


空中に跳ねだす階段踊り場の一部です。

夕暮れの現場は落ち着くよい時間帯です。

2010年9月30日木曜日

菊水の家 仮設足場工事


本日は、仮設足場工事です。言い遅れましたがお隣の敷地も工事が始まりました。さすがに二階建ては進行速度が速く、もう一階の柱が建っています。私たちの現場も遅れないように頑張ります。



奥(南側の敷地)も3階建ての様子。完成するとどんな街並みになるのでしょう?楽しみです。

2010年9月22日水曜日

南あいの里の家 トラス工事

本日の工程は、小屋組みの製作に入っています。二階を総吹抜けにする為にA型トラスを組み、二階の床上で組み立ててから、柱の上に乗せ掛けます。ユニッククレーンを応援に呼んでトラスを吊り上げ乗せ掛けるのでかなり豪快な景色になりそうです。


二階の床上で製作中のA型トラスです。
細かなことですが、不細工な構造金物が露出せぬように特殊な引き寄せ金物を用います。