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2025年7月1日火曜日

 6/28(土)の「⽇本建築学会北海道⽀部 第98回研究発表会」は聞きごたえ満点の内容だった。残念なのは・・環境、構造、材料/施工、歴史&意匠の4分野に分けて4つの教室で同時進行するところ。実務者の自分的には、意匠も構造も環境も歴史も一緒に聞きたくて仕方がなかったが・・残念ながら体は一つ/笑・・

しかし小樽市の戦後建築についての調査研究は以前より興味を持っていた分野なので最高だった!/笑



写真は小樽市民会館。昔から何となく知っていたが、初めて近代建築目線で見直したのは2004年の冬。一見して分かる通り戦後のモダニズムを象徴する表現・・バラ板型枠によるRC打ち放し&タイルやPC部材の導入による繊細な格子、細いスチールサッシュによる光溢れるホワイエ、あまりに華奢なスチールのササラ、大胆に跳ね出した上層階等々・・その姿は学生時代に学んだ、前川や坂倉、佐藤武夫らの匂いそのものだった。当時も設計者である矢野良とは果たしてどんな人物だったのか興味を持ったが、今回21年ぶりに少しその実像が分かって嬉しかった。研究者のみなさまにはこの場をお借りしてお礼を申し上げたい。



北海道小樽市における戦後建築に関する調査研究 その2

2024年度調査報告:小樽市建設部所有図面について

○鈴木 明世(北海道博物館)・金子 晋也・小林 孝二・駒木 定正・武田 明純・西澤 岳夫

出典:研究発表会目次より

研究発表会目次  https://hokkaido.aij.or.jp/wp/wp-content/uploads/2025/05/fa5bf998ecdc31f796d993fc35ef9e9d.pdf 

プログラム https://hokkaido.aij.or.jp/wp/wp-content/uploads/2025/05/547800c7b5e657e4448d9f73c4188449.pdf