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外壁は、トドマツの貫板18mm縦貼、もちろん板の表面はざらざらの挽きたてに外部用ステインを塗ってます。写真を見て「おっ!」と思った人はさすが(笑)。通常は無塗装の板を貼ってから、最後に塗装屋さんが塗装を行ないますが、私の現場ではあらかじめ塗装した材料を貼り、最後の仕上げを塗装屋さんにお願いしています。理由は木の裏に水が廻っても塗料があれば木は断然長持ちするからです。反面塗装を最後にすると、見えるところしか塗れないことになります。表面をノコで挽いた状態のざらざらで仕上げるのも、このけば立った状態が一番水をはじきますし、かんなを掛けたつるつるの木より2割も多く塗料を吸うからです。当然塗料の量が多い方が木材の耐久性は上がりますし色抜けも抑えられるというわけです。木はとかく腐る、狂う、割れる、燃える、等のネガティブな特性ばかりが取り上げられますが、使い方を間違えなければ、CO2を固定し、最も安価に耐久力を維持できる材料です。素人が塗っても、仕上がりがおかしくないようにカラーコーディネートしておけば、メンテも楽ですしなにより安価。ガルバリュウムもそろそろ飽きてきましたし、もっと見直されてもいい材料だと思うのですが。
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デザイン上、大切なのは、各部の寸法(スケール)をバランスよく作ること、弱々しすぎても、ごつすぎてもいけません。今回の庇はすこしだけ根本が厚過ぎました。もっとこうスマートにシュッと作らないといけません。破風の板金の凹凸も少し気になります。「そんなこと建築家しか気にしない。」なんて言われますけど、見た目に丁度良いバランスは大切なのです。
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